|
赤地利ソバ |
多年草のソバで「宿根ソバ」のこと。タデ科ソバ属の栽培種には三種類のソバがあって、そのうちの「ソバ(普通ソバ)」と「ダッタンソバ(ニガソバ)」は一年草。「宿根ソバ」は多年草で、原産のインド北部から中国南西部にはいくつかの野生種があってそのひとつが、明治の初め頃、中国から薬草として移植され薬草園などで栽培された。種子は結実するが脱粒しやすく採取はむつかしい。主として地下の根茎から繁殖する。*「赤地利ソバ」は、牧野富太郎博士が「本草綱目」の漢名「赤地利」に当たるとして命名した。 |
[PC掲載ページ] [Mobileのページ] |