そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

製麺機
 
わが国の製麺機開発は、明治の初めに佐賀県出身の真崎照郷が木綿糸繰機をヒントに、綿繰機が綿実を繰り出すのに使うロールの応用を考えたことに始まる。小麦粉をこねたものをロールの間を通過させて薄く延ばし、細かく麺線に切断するもので、明治16年に製麺機第1号を完成させ、明治21年に特許を取得した。手回し式のために労力を要し実用化されて普及するのは大正時代で、さらに、モーターが取り付けられて電動になるのは昭和に入ってからである。混合機(ミキサー)も明治35年に開発されていたが普及したのは、戦後、「粉を手でもむのは衛生上良くない」とされたのが普及のきっかけとなった。
 
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