|
索餅 (さくべい) |
唐菓子の一種で「めん」や「和菓子」の祖先らしきものだとされている。平安時代に、遣唐使によって小麦粉や米粉製品の索餅という「麺」の祖先らしきものがもたらされ、鎌倉時代(1185頃〜1333)になると留学僧によって麦縄の技術が伝えられた。そして、これらから練った小麦粉を引き延ばした索麺(素麺)や細長く切った切り麺や饂飩(うどん)が登場したと考えられている。ただ、「倭名類聚抄」や「新撰字鏡」には「索餅」について「無木名波」「牟義縄」ともあり、9世紀末には「むぎなわ」ともいわれたのかもしれない。記録による材料は小麦粉と米粉に塩(紀伊塩)とある。 |
[PC掲載ページ] 2-1 [Mobileのページ] 2-1 |