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穀物自給率 |
食料自給率といえば穀物自給率をさす場合が多い。日本は世界の主要国の中でも最大の穀物輸入国であり、農林水産省試算(2014年)による食糧自給率は、カロリーベースで39%、生産額ベースで64%となっている。主要穀物である米の自給率についてみると加工用米を含めた全体は96〜97%で推移しており、主食用は100%である。うどんや蕎麦に関わる小麦とソバについては、小麦は12%〜13%となっている。ところが近年、ソバの自給率について調べても明確な数値が見当たらないように感じる。考えられる要因として、殻を取り除いた抜き実の状態で輸入される割合が増えていて、その数量が把握されていなかったという背景が推測されるが、2013年の国内産ソバ生産量33千トン、国内消費仕向量141千トンから、この年のソバ自給率は23%と推定される。 |
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