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杵屋うどんすき事件 |
「うどんすき」は、大正13年に麺類店として大阪・船場で創業した美々卯の先代・薩摩平太郎が戦後に考案し、昭和35年に商標登録をしている。そのため多くの麺類店では「うどんすき」の名称は使えず、わざわざ別の名前にする例が多かった。こんななか、グルメ杵屋が自社の「うどんすき」を「杵屋うどんすき」として昭和63年に出願して平成3年に商標権が認められたのに対し、美々卯が特許庁に無効審判を請求するという事案があった。「杵屋うどんすき事件」で、平成9年、すでに普通名称であるとする東京高裁の判決が下った。 |
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