|
絵本御伽品鏡 蕎麦切屋の店先風景 |
「絵本御伽品鏡」 そば職人は立ってそばを打っているようにも見える。格子越しに見える包丁に多少重量感が窺える。 他の史料から見ると、ちょうどこの前後あたりから、立ってそばを打つ図が描かれだす。最初は京都で宝永8年(1711)の「色ひいな形」であり、名古屋でも享保15年〜元文4年(1730〜39)の「享元絵巻」において立って打っている。次に明らかに立ってそばを打っているのは寛政10年(1798)の摂津名所図会である。江戸での資料はまだ見当たらない。 |
[PC掲載ページ] [画像] edosi [Mobileのページ] [画像] edosi |