I've電波コンピレーション第一弾。いろんなエロゲーの主題歌を担当しているI'veはその手広すぎる活動ゆえに補足が物凄く面倒くさい（MXやNYに手を出さないなら金もかかり過ぎる）事で有名だが、その手広すぎる活動の中から電波っぽい曲を集中的に収録したコンピレーションがこれ。因みにshort circuitは「短絡、または短絡した回路」と言う意味。

で、電波ソングコンピレーションを売りにしたこのアルバムだが、実際のところ電波な曲は確かに電波なんだけどその電波曲も含めてかなり良い曲ばかりを選んであるのですんなり聴ける感じ。いや、そもそもI'veが何故売れているのかを考えた時「電波だが良い曲」であるのが最も大きな理由なわけで、いわゆる「電波なだけ」の音楽や「声優ソング」とは違い音楽としてかなり高い完成度を保っているからこそ曲が多分に電波な要素を含んでいても「聴ける」のだから、これは当然といえば当然か。

確かにオリジナルが2000年9月発売とかの少し古い曲も入っているし録音の技術レベルに何故か開きがある気がする（「あちち〜」なんか結構アレ）けど、流石は電波選曲なだけにノリの良い曲や面白い曲ばかりが聴ける上にかなりデキの良い新曲も2曲（既出曲でもリミックスされていたりする）入っているので、何気にこれは良いアルバムなんじゃないかなぁ。俺の場合ここ最近は面倒くさくてI've追っかけてなかったので初めて聴く曲も多かったからお得感も満点だったし。

と言う訳で推薦盤。