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スズキとGMが共同開発した車「クルーズ」のCM音楽(http://www.cm-fan.net/car/car2.html)を担当しているのがこのアカカゲだと言う情報を入手したので適当にCDを買ってみたんだけども、ギンギンのデジロックを期待して聴いてみてびっくりポップでファンク系の音楽だったと言う話。因みに日本人2人組のプロジェクト。
おれはあんましこう言う音には興味が無かったんだけど、開き直って聴いてみたらまぁこれはこれで良いかもしれないとか何とか。可愛い音楽と言う表現が適当かどうか微妙な所だけど聞いてて神経すり減らないし、狂ったように踊り暴れるような音楽でも無く、純粋に首だけ動かしてまったり聴ける音楽だと思った。
M4 The tide is highはタイトルそのまんま、ブロンディの同名曲をカヴァーしたもの。
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新宿のタワレコでenigmaのCD探してる時に、そう言えば俺は三種の神器と呼ばれる物(これとこれとこれ)を一つも持ってないなぁと思ったので購入。先にSAW2の方を買おうと思ってたんだけどあっちは2枚組みで3000円以上するからenigmaと併せて買ったら5000円超えるなぁーと言う事で見送った。
聴いてみた感じ確かにdruqksやRDJAなんかと比べてアンビエントが多いけど、全部まるっといわゆる「ビヨビヨ鳴ってるアンビエント」じゃないのでイメージしてた音楽とは違う感じ。普通に彼のアルバムだと気付くと言うか、つまり音の使い方がリチャっぽい(いやそれは自身の音楽なんだから当然なんだが)ので、千変万化する様を期待していた身としては壊れた姿が拝めないのが残念。音楽の質自体はものすんごく高いんだけど。
気を取り直して感想を書くと、ハッキリ言って暗い。明るいアップテンポな曲はそもそも作らないリチャだが、弾けてぶっ壊れてる曲は必ず各アルバムに2-3あったのにこのアルバムでは一つとしてそんなものが無い。しかしその分(?)楽曲は恐ろしく骨身で剥き出しのままぶつかってくる、カロリーは低いし香辛料はかかってないけど食物繊維たっぷりな感じで、確かにこれはIDMじゃなくてアンビエントだなぁと妙に感心してしまった。
中でも特にM1 Xtalは「静」のアンビエント真骨頂であり傑作と賞賛すべき(いや、俺が好きだと褒めたい)曲だし、M6 Green CalxやM9 Schottkey 7th Pathなんかは後のアンビエントフォロワーに影響与えた感バリバリの名曲で、今の形になる10年以上も前にこんなアルバムを完成させていたのかと思うと、やっぱりコーンウォールの変人さんは凄いなぁと思った。
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Aphex Twinことリチャード・D・ジェイムズの出したシングルコレクション(そのまんま)。ちなみに日本企画盤なので海外では売ってない。drukqsと26mixesを買ったから次は傑作と名高い「Selected Ambient Works」に手を出そうと思ってたんだけど、探しに行ったHMVにもタワレコにも置いてなかったのでM1に「独創」の域を通り越してる感のあるMVで有名なOnが入ってるしこれでいいやーと買ってみた。
リチャの音楽は変態やら天才やら称される通り凡人には理解しがたい(ひょっとしたら本人以外理解出来ない)難解さと言うか独創性を持っていて、全く聴いた事の無かった人に聴かせたら10中89「なんじゃこりゃ」と叫ぶ事請け合いな曲ばかりなんだけど、この「51/13〜」はOnやDonkey Rhubarb等と言った割と聴きやすい曲で構成されているのでアンビエント系初心者にも聴きやすい一枚だと思う(後半結構危ないけど。Ventolin(Marazavouse Mix Edit)とか特に)。
まぁタイトルに「シングルコレクション」とある通りEPの寄せ集めなんでコアなマニアはTr.12 Respect Listぐらいしか新たに聴く所無いと思うけどー。EP集にしてはちょっと高いけどリチャ初心者/エレクトロニカってなにーな人なら十分買って良いアルバムだと思う。
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Aphex TwinことRichard D Jamesの出してきたCDの中で最も評判が高いのは「Selected Ambient Works 2(通称SAW2)」で、その次に来るのがDruqksかこのCD(※俺調べ)。と言う訳で買ってみた。いや本当は評判とか関係なく(評判で買うならSAW2が先だし)て、傑作とうたわれるM1が聴きたかったから買ったんだけど。
今までリチャの音楽を聴いてたらのどの奥に何かがつっかえてる感じと言うか、俺の求めるものがそこにあるのは分かるんだけどそれを薄い膜が覆っててなかなか直に触れられないようなある種のもどかしさを感じてたんだけど、このCDでようやくそれが取れた。攻撃的で電子的でハードでトリッキーで、そして情緒豊かなエレクトロニカの傑作アルバム。俺の求めるエレクトロニカは96年のリチャにあった。これはやばい。
以下、電子音楽に興味があるひとなら試聴でも良いから是非とも「知って」いて欲しい曲(リチャに少しでも興味のある人には全く試聴せずに買うのを薦める)。
だめだ、こんな素晴らしい音楽を前にして俺はなんて言葉が不自由なんだ。実際聴いてください。
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愛すべき変人、リチャード・D・ジェイムズの30曲収録電波アルバム。
アンビエント、ドリルン、ノイズ、aaaaaaaaaa....
生まれる時にも、死ぬ時にも聴いていられる一枚。
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ChicaneのLove on the Runを買いに行ったのにHMVにもタワレコにも置いてなくて、ふとみると代わりのようにこのAFXの新譜(2003/03/19)が並べてあったのでゲト。普通に店頭で見るまでCDが出る事すら知らなかったのがアレだけど。
リチャードが過去参加したリミックス音源をさらにリミックスし直して、新たに今まで未収録だった2曲を追加したCDなんですがリッチーの音楽にしては変な意味でちょっとバリエーションに富みすぎてるような気がする。原曲が多種多様なんだからリミックス後の音もバラバラな方向を向いて当然とは思うんだけど、これだとリチャっぽくないしなぁ。悪く言えば色が薄いと言うか。
disc1はTr.9のようなドリルン曲が少なくて、所謂「リチャの壊れてない曲」がメイン。むしろ逆にTr.11のようなCOM.Aライクな曲があったりでなんか違和感が。けどDisc2はコレでもかと言う程リチャ一色だったりと変な感じ(安心したけど)。NINのFDTS収録曲も押さえてあって(今回のではnon mix だったけど)両方のファンとしては嬉しい限り。
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ビッグビートの大御所と言えばFATBOY SLIMなんかがよく上げられるが、ノーマンだって曲の知名度で言えばAPOLLO 440には遠く及ばない(と思う)。しかし幾多の偉大な先人を追い越すぐらい単発曲で有名になれたのに国内盤のこのCDはわずか2万枚しか売れなかったと言う、アーティストの知名度と言う壁に負けた不幸な人達。
実際売れなかったのはアルバム曲がダメだったからなのかと言えば全くそんな事は無く、FFのアレっぽいM1に始まり全13曲のどれを取っても非常に凝縮されたビッグビートばかり。一時期TVやラジオで使われまくったファンキーな名曲M2 stop the rockや、映画「Lost in Space」のメインテーマに作られたM5 lost in space(theme)のような"超"有名曲のみならず、ピアノとジャングルを足し合わせたM6、ファンクグルーヴを生音をふんだんに使い同じくジャングル風に仕立てたM7、がなり具合がたまらなく格好良いビッグビートの真骨頂のようなM9などなど、キャッチーさも聴き込み甲斐もあるかなりの傑作。
ここまで素晴らしいCDならもっと売れても良いと思うんだが、どっこいそうはいかないのが難儀な所。いや曲単体の知名度なら絶対負けてないんだろうけど。
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「今までのアポロを期待して買うと酷い目にあうぞ」と大変な評判の2枚組みアルバム。そこまでダメと言われりゃ検証したくなるのが人の情(ヤラシイ情だな)、という訳で生協でセールやってる時に購入してみた。
確かに前作のようなグルーヴィーでイカしたメロディはどこへやら、落ち着きすぎた音楽になってて「まるきりスタイルちゃいますやん」と突っ込みたくはなるけど、そんな言うほど絶望的に悪いなんて事は無い(たた一つとして「APOLLO 440」として聴ける曲が無いなんて事は無い)んじゃないかなぁと思った。と言うかそもそもスタイルの変化さえ受け入れてしまえば面白い曲ばかりで構成されてる普通のアルバムになる。
何が変わったかと言うと多分、彼らの求める「グルーヴ」が今までのようなビッグビートの範疇には見出せなくなったんだと思う。アルバムの前半が全て70年代ディスコミュージックの延長のような曲で、ソウルとかファンクとかその辺に「グルーヴ」を感じるようになってるんだろうなぁと。まぁそれでも後半、M6 MAKE MY DREAMS COME TRUE(日本盤限定トラックなんだけどこれがまた良い曲なんだ・・・)を皮切りに、後半の曲はかつてのAPOLLO 440らしい楽曲が目白押しで楽しめるんだけどもむしろそのスロースタートすぎる展開がやっぱり辛いかなと。
DISC2はサントラっぽい構成で作ってあって面白い曲もあるにはあるんだけど、ボク達の求めるAPOLLO 440像にとっては要するに蛇足なんであんまし触れないでおく。
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arpeggiator 【名】 アルペジエーター
◆シンセサイザーなどの鍵盤を複数同時に押すと、一定の間隔で押されている鍵盤の音を一音ずつ順番に鳴らす機能のこと
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オウテカの95年ライブ音源CD。思わずブートレグかと見紛うほどにやる気の無いジャケットとリーフレットだけど、れっきとしたNothingレーベルのCD。どれぐらいやる気が無いかと言うと、このCD全体で書いてある文字がアーティスト名・タイトル・曲名・レーベル名の三つだけで、コピーライト表記を除けば実に84文字しかないと言う白紙っぷり。リーフレットを開いても全くなにも書いてない(絵や写真すらない)辺りがオウテカ臭くて実に素敵。
音はちゃんとチキチキ言っててオウテカらしい音楽で良いんだけど、如何せん全3曲で25分しかないのがアレだ。ライブ音源にしては観客の声が全く聞こえないのは色んな意味で素敵なんで、マニアならどうぞな一枚か。と言うか、悪くは無いんだけどそれしか言いようがない。
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去年の8月にリリースされた表題曲"Gantz_Graf"のMVが収録されたDVD付きCD。音楽CDにしては珍しく、昔PSでよくあった見開き両側二枚組み仕様ケース。店頭でみかけても値段を見た事無かったんだけど「あー、これ\2500もしたんだー」とか思いながら買ってみた。色々語るのにブツを持ってないんじゃどうにもアレな気がしたので。
"Gantz_Graf"のMVは前に公式かどこかで観てたから映像その物は知っていたんだけど、改めてじっくり観ると(じっくり観れない映像だけど)やっぱり感動するなぁ。いや、感動とかじゃないか。なんと言うかオーバーフロー系とでも言うのだろうか、脳内処理が追いつく前にドドドっと終わってしまう感じ。オウテカの音楽ってのは今まで数曲しか聴いた事無かったからWARPレーベルと聞いて納得する程度にしか知らなかったんだが、この曲を聴く限りAFXとOvalの中間ぐらいだろうか。チキチキ鳴るノイズとアンビエントなメロディが合さって直接脳を揺さぶられる感じ。頭痛で苦しんでる人にヘッドフォンで聴かせたら何の抵抗も無くそのまま発狂しそうな音楽。トゲトゲ。
んでGantz_GrafのMVなんだけど、DVD収録と言う割には若干画質が良くない。モニタの問題だろうか?今現在これをフルで観る手段がこれしか無いから仕方ないと諦めるしかないんだけど、一枚に数十分しか入ってないDVDなんだからもっと鬼のような高画質にしてくれた方が良かったかなぁと。 映像自体は無茶苦茶凄い。AFXやsquarepusherのMVがどれもアレ(悪いとは言わない)なのを考えたらよくぞここまで万人受けしそうな映像を作ったもんだと言った感じ。テーマにしろ映像その物にしろ、ここまで曲と完璧にシンクロしてるMVは奇跡(と言うと製作者に失礼な気がするけど)だと思う。
「無機質な有機体が震える明瞭な幻想」とは我ながら豪快に意味の分からない言葉だったと思うけど、あの後ずっと考えてもこれ以上分かりやすい形容のしようが無いのでこれで良いや。ケミブラが不思議シンクロならこれは直球シンクロとでも言うのかな。