天野 晴乃/月乃:5dx+1>=6
DoubleCross : (5DX10+1>=6) → 8[1,3,4,7,8]+1 → 9 → 成功
天野 晴乃/月乃:成功
GM:は、では全員成功……順番に!
■造成地について(情報:噂話、UGN 6)
元は交野静理とその友人たちが遊び場にしていた空き地。
10年ほど前の時点で長らく空き地になっており、最近になって宅地としての再開発が開始された。
どうやら、10年前の時点で「いわくアリ」の土地として手付かずになっていたようだ。
なお。交野静理の友人である「ともちゃん」は、今も遠く離れた街で、レネゲイドには関わりのない平穏な暮らしを営んでいる。
■怪異の詳細について(情報:噂話、UGN 6)
重機や土壌を検査したところ、ブラックドッグおよびオルクスの能力が作用した形跡が確認された。
支部が把握している限りの両シンドロームの発症者に確認したが、本件への関与はなかった。
また、天野晴乃および月乃の友人であるあやし「結」は、シンドロームの分類すらあやふやな力の弱いレネゲイドビーイングだ。
当然ながら、キミたちを撃退できるほどの力は持っていない……はずである。
■結の起源とその消息について(情報:噂話 6)
結は、人と人の縁、絆を糧として存在するあやしだ。
その起源は10年ほど前、交野静理が町を離れる直前、友人と交わした再開の約束だった。
よって現在の容姿は、交野静理の友人が10年の時を経て成長したなら……という想像の姿となっている。
しかし、天野晴乃および月乃との接触を最後に、町内では目撃されていない。その行方は、天弓山の宛無御殿でも把握していないようだ。
おそらく、再会の約束が果たされないまま時が流れたことで、力を失っていたのではないかと思われる。
GM:──UGN雨宿町支部、売店および休憩スペース
GM:支部に戻り、報告を終えたキミたちは。資料室に残っていた書類や調査部から届けられた資料をテーブルに広げながら──
交野 静理:無糖のホットミルクティーと、胡桃の練り込まれたクッキーの小さな袋を並べて、資料をじぃと見ている。
夜見守:包装を解き、銀紙をペりぺりと剥がす。つやつやとしたチョコレート。
夜見守:ぱきん!
夜見守:板が割れ、もぐもぐと口を動かす。
交野 静理:「美味しい?」
夜見守:「おいしい....」噛みしめている。
天野晴乃:「夜見ちゃんが食べてるのかわいいわねー、こっちも食べる?」缶包装のポテトチップスを向ける
夜見守:「ポテチ!いただきます」口の端にチョコを付けたまま、新しく手を伸ばす。
交野 静理:「このクッキーも、よかったらどうぞ」 もぐもぐと動く口に何かあげてみたくなってしまい、こちらもクッキーの袋を差し出す。
夜見守:「さくさくしてる...」クッキーにも手を出して。
夜見守:「ナッツだ!うま...」
天野晴乃:「あはは、そんな頬張んなくても無くなったりしないって」
交野 静理:微笑みながら、その様子を見ている。「ふふ。資料汚さないようにだけ、気をつけてね」
夜見守:「んふふ」両頬をぷっくりとさせている
交野 静理:(可愛い……)
夜見守:飲み物をひとくち。
夜見守:「...ぷは。えっとね...色々調べてくれたみたい」
交野 静理:「……こほん。とりあえず、分かったことから共有していこうか」
天野月乃:「あ、はい……色々調べました」
交野 静理:「……それじゃあ、私から。あの造成地のことなのだけど」
交野 静理:「あの場所は、長いこと手つかずで放置されていたみたい。今になってようやく開発が始まったけど、元々"曰く付き"だったみたいで……」
夜見守:「レゲネイドかな」
交野 静理:「きっと、そうね。私がいた10年くらい前は、おばけとか幽霊とか、そういう話は聞かなかったけれど」
天野月乃:「ここ10年で新しく…ですか」
交野 静理:「うん。恐らくは」
交野 静理:「……それから、これは蛇足、になるかもしれないけど」
交野 静理:「私が『似てる』って思った幼馴染の子は、別の場所で今も元気にしてるみたい」
交野 静理:「……もしかして、幽霊なんじゃないか、って。嫌な想像してたのだけど」 薄く微笑む。
天野晴乃:「縁起でもないわね」
天野月乃:「その方について……なのですが」
天野月乃:「そのともちゃんさんと交野さんのなさった約束の話……ありましたよね」
天野月乃:「それがどうやら、あの子……結ちゃんの姿形に関係しているようです」
交野 静理:「うん。約束と言っても、子供の頃の話だけど……」
交野 静理:「……そうなの?」 ぱちぱち、と大きく瞬きする。
天野月乃:「ええ、たとえ子供と子供の、口約束とはいえ"契約"なので……生まれるものもあるという事なんだと思います」
夜見守:「もしかして...起源?」
天野月乃:「そうですね、起源です」
交野 静理:「確か、結さんは……人の縁や絆を糧に存在する"あやし"だとか」
天野月乃:「ええ」
交野 静理:「私とともちゃんの約束が、彼女の起源になった……ということ?」
天野月乃:「たぶん、再会の約束をベースにしているのなら……結ちゃんの姿はともちゃんさんの10年後の姿、だと思います、推測ですけど」
交野 静理:「……そんなことって、あるんだ」
夜見守:「...すごいね」
天野晴乃:「あるのよねー」
夜見守:「会いたいって気持ちが、形になったんだねえ」
天野月乃:「はい、ほかの町は知りませんがここでは……あり得ます」
交野 静理:「そういう、町だものね」
天野月乃:「それで、彼女があそこまで弱っていた理由は……」と、気を遣う様子で交野の方をちらと見て
天野月乃:「えっと……」
交野 静理:「……もしかして、約束が果たされていないから?」
天野月乃:「……はい、たぶんそれです」
天野月乃:おそるおそる続ける
夜見守:「じゃあさ...また会えれば元気になるんじゃない?」
天野晴乃:「理屈の上はそーなるわよね?」
交野 静理:「それは……確かに、そうかもしれないけれど」 僅かに言い澱む。
交野 静理:「……私とともちゃんが再会することで、今の『彼女』が元気になるのは、少し怖いかもしれないって思うの」
夜見守:「こわい?」
交野 静理:「かなり、存在が不安定になっていたように見えたから。力を制御できていないような……そういう存在が急に力を取り戻したら」
交野 静理:「……良くないことが起こるような気がして」
夜見守:「...雷。また落ちちゃうかもね」
天野月乃:「それは……たしかに、そうですね」
夜見守:「うーん...どうしようね」
夜見守:「また交野さんと会って、元気になって欲しいし...」
交野 静理:「……夜見守さんは、元々私達が調査しようとしていた怪異について調べてたんだよね」
交野 静理:「それについては、どうだった?」
夜見守:「元気になって、天野さんとまたお話できるようになってほしいし...」
夜見守:「あ、えっとね」資料をがさがさと探す。
夜見守:「変に機械が動いたりしちゃうのはブラックドッグとオルクス...のやつみたいで」
夜見守:「...でも、あやしの子はシンドロームもわかんないんだよね...」
交野 静理:「天野さんも、彼女の能力についてはよく知らないのでしたっけ」
天野月乃:「はい、能力を使うところもあまり見ていなかったので」
天野月乃:「あそこまでの力があるとは……正直、想定外でした」
交野 静理:「弱っていたから能力が使えなかったのか、それならさっきの姿と矛盾しますし……」
天野月乃:視線を交野と夜見の間で泳がせながら、頷く
GM:──そうして、キミたちが少し沈んだ気持ちになっていた時。
栗生賢人:「どうしたんだい、年頃の女の子が揃いも揃ってそんな顔しちゃって」
GM:ひょっこりと──なにやら紙束やら紙の筒やらを抱えて──ひょっこりと青年が顔を出す。
天野晴乃:「あ、栗生……さん! よっす!」
夜見守:「会いたい人に会いに行くのが...めっちゃたいへんって話してた...」
天野晴乃:「ちょっと3人で調べものしてたのよ」
夜見守:「んです!こんちは!」振り返り姿を見た。
交野 静理:「先程ぶりです」 ぺこりと頭を下げる。
天野晴乃:「ほら、二人にオ……栗生サンが頼んだんでしょ?」
栗生賢人:「いや、そこまで言いかけたならもういいけどね?若くないことは自覚してるし?」
栗生賢人:「ともあれ、うん。まずはお疲れ様だ。……大体は掴めてきたけど、あと一手ってところかい?」
交野 静理:「そんなことは……いえ、そういう話ではなく」
交野 静理:「……はい。どうにも、打つべき手が見えない、というか」
天野月乃:「晴乃が失礼を……」
天野月乃:「はい、今のままだと新幹線のチケットを用意する話になりそうで……何か違うな、と」
栗生賢人:「……そうだね。それじゃあ、君たちにこれを」
夜見守:「?」
栗生賢人:「僕ら資料室と、調査部……『ピカピカ』のみんなの共同作業だ。古い地図まで引っ張り出すのは、なかなか面倒だったんだぜ?」
交野 静理:「……! 見せていただいても、いいですか?」
GM:卓上に広げられるのは、言及された通りの古地図と、いくつかの資料──
GM:追加情報を開示します。
■造成地の「いわく」と出現した「あやし」について
かつて空き地になる以前、そこには小さな神域──神社とまでいかない、少し立派な祠程度のものがあったようだ。
それも時代の流れの中で忘れ去られ、土地に溶けて消えてゆく……はず、だった。
しかし10年と少し前、とある少女たちの別れと、そして再会の約束がそこで交わされたことで、本来の役割の一端を取り戻した。
どこにでもいる、名もなき縁結びの神様。古い「あやし」が消えかけの「あやし」と結びついた結果、「約束が交わされた場所を守る」というモノになり果てた。
──つまり、キミたちの前に現れた、怪異の元凶と思われる「あやし」は。キミたちの知る者の姿を借りた、人格のない現象に近い存在だ。
栗生賢人:「……アテナシさま曰く、そういえば昔そんな奴がいた、というくらいの話だけれど……」
天野月乃:「これは……」
栗生賢人:「もうひとり、覚えている誰かがいたんだ。君と、君の友達の約束を」
GM:交野さんをちらりと見ながら、青年は頷く。視線はすぐに、古地図に戻されて。
交野 静理:「……そう、だったんですね」
交野 静理:古い地図に声が落ちる。「……だけど、どうしたらいいんでしょう」
天野月乃:「現象、だとしたら……」
栗生賢人:「……話としちゃあ単純だ。彼女……うん、ここは「彼女」と呼ぶけれど」
栗生賢人:「彼女は、あの場所を守ることを自分の役目だと決めているんだろう。……だとしたら、UGN(ぼくら)としては、放置してはおけない」
夜見守:「もう大丈夫だよって言いに行かないとだね」
栗生賢人:「ああ。……夜見守ちゃんの言うように、話し合いで分かってもらえればいいけれど──」
天野晴乃:「それでないなら力づく、ね」
交野 静理:「約束そのものではなく、場所に染み付いてしまっているから……」
交野 静理:「……歪んだ形で役割を果たそうとしているのなら、大人しくしてもらうしか。ないですよね」
交野 静理:「私達なりの、やり方で」
GM:そうだね、と。青年は小さく頷いて。
栗生賢人:「……静理ちゃん。夜見守ちゃん。晴乃ちゃんに、月乃ちゃん」
天野晴乃:「友達の顔したヤツ殴るのがキツいなら、あたしだけでやるけど」
天野晴乃:「何??栗生サン」
栗生賢人:「これは、晴乃ちゃんの言うとおり。君たちの知る誰かを、これから友達になれるかもしれない誰かと戦うかもしれない。そういう話だ」
栗生賢人:「それが嫌だと言うなら、他の誰かに任せることも出来る。……人手不足の支部だけどね。それくらいの裁量は支部長からもらってるんだよ、僕は」
交野 静理:「……確かに、何も感じない、というのは嘘になります」
交野 静理:「だからこそ、私は自分が行くべきだ、とも」
天野晴乃:「こっちは知ってるでしょ?」
天野月乃:「見てしまったら終わり、最後まで……です」
天野月乃:胸に手を当て、頷く。
夜見守:「...うまくいえないんだけど...えっと」
夜見守:「みんな、悪いことしてやるって思ってやってるんじゃないと思うの」
夜見守:「...雷の子もさ、守りたいからだろうし...」
夜見守:「その子がほんとの火になる前に、出来ることがあるなら」
夜見守:「したい。その後にちゃんと...約束守れたよって言いたいよね」
交野 静理:「ええ。『もう大丈夫だ』って伝えたいんです」
交野 静理:「──誰に守ってもらわなくても、大丈夫。その約束はいずれ、私自身が果たすべきことだから」
栗生賢人:「そうか。……うん、悪かった。どうやらお節介だったみたいだな」
GM:面目ない、と。苦笑いを浮かべながら詫びて。
天野月乃:「……いえ」
栗生賢人:「それじゃあ、お節介ついでにもうひとつ。……夜見守ちゃん以外には、馬の耳に念仏かもしれないけれど」
栗生賢人:「……何を見ても、共感こそすれ、引きずられちゃいけないよ。いない誰かに手を引かれるのは、夏祭りの夜だけで十分だからね」
天野月乃:「……ええ、入りすぎても深入りしすぎず、ですね……」
天野月乃:「身に染みています」
交野 静理:「お気遣い、痛み入ります」
天野晴乃:「資料の事といい、ありがとね、栗生サン!」と、肩を叩いて
交野 静理:「天野さんも、ありがとう」
天野月乃:「いえ、私はやりたいことをしているだけなので……こちらこそ、ですね」
交野 静理:「何も思わないわけじゃないけど、覚悟はできてるから。……それでももし、私の手が止まるようなことがあったら、今みたいに一発叩いてやって」
天野晴乃:「ええ、任せときなさい」
天野月乃:(交野さん……)
GM:──青年は、言葉と視線を交わすキミたちに。小さく頷いて、行ってらっしゃい、と告げる。
GM:送り出す言葉は、それで十分。──キミたちは無事帰ってくると、そう信じているから──などと、決して口には出さないが。
GM:シーンエンド。
GM:ロイス設定と購入が可能です、購入はここがラスト!
交野 静理:栗生さんに ◯信頼/疎外感 で取得します。
交野 静理:購入はボデマ。
交野 静理:2dx+2>=12
DoubleCross : (2DX10+2>=12) → 7[3,7]+2 → 9 → 失敗
交野 静理:あ、これなら。財産点3点入れて成功にします。
交野 静理:装備して以上。
天野 晴乃/月乃:では大剣で、コネ:早川彦山使用!
天野 晴乃/月乃:5dx+6>=15
DoubleCross : (5DX10+6>=15) → 10[2,4,5,6,10]+10[10]+7[7]+6 → 33 →成功
天野 晴乃/月乃:よし、さっきのボルトアクションと両方ウェポンケースへ
交野 静理:これは名剣
GM:調達が強い。
夜見守:栗生賢人 〇いいひと/けいごつかう... 交野 静理 〇てつだい/しんぱい 天野晴乃/月乃 〇てつだう/おはなし... で取得して
夜見守:ボデマ!
夜見守:3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 9[5,8,9] → 9 → 失敗
夜見守:失敗!以上~
GM:OK、では…!
(目次に戻る)
クライマックス
GM:シーンプレイヤー:天野 晴乃/月乃
GM:全員登場
GM:登場侵蝕をお願いします。
天野 晴乃/月乃:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1d10(→ 1)増加 (60 → 61)
交野 静理:交野 静理の侵蝕値を1D10(→ 4)増加 (59 → 63)
夜見守:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 1[1]+49 → 50
GM:──雨宿町某所、宅地造成現場。
GM:夕暮れの差し迫る中、キミたちが向かったそこには、果たして──
縁結びのあやし:「……来た、んだ」
GM:重機のキャタピラに腰を下ろし、キミたちを見下ろすように。淡々と、感情の薄い声で出向かえがあった。
交野 静理:「うん。……さっきはごめんね、貴女を違う名前で呼んだりして」
天野月乃:「ええ、来ましたよ」夕暮れの闇から姿を現し、少女の方を見据えて
夜見守:「こんにちは」はっきりと、目を見て。
交野 静理:彼女は『ともちゃん』の似姿を取っているだけで、『ともちゃん』自身ではない。それを自身に言い聞かせる意味も込めて、謝罪した。
縁結びのあやし:「何を……あやまる、の?名前なんて──」
縁結びのあやし:「おぼえていなくても、いいのに。──ほんとうに、だいじなひと、なら──」
縁結びのあやし:「……何も覚えていなくても、きっとまた会える。そういうもの、でしょ?」
交野 静理:「……そうだね、きっと」
交野 静理:「ありがとう。私と、ともちゃんの約束を、守ろうとしてくれて」
交野 静理:「……でも、もう大丈夫。その『約束』は、私自身が果たすから」
交野 静理:「だから──ここに縛られなくてもいい。貴女は、私とともちゃんの縁に縛られないでいい」
GM:諭すような、誓うような言葉に、しかしこの「あやし」は──
縁結びのあやし:「──だめ、だよ。約束を守らせるのが──」
縁結びのあやし:「わたしの、おやくめなんだから……!」
GM:《産土の共振》が使用されます。各位、目標値8で意志判定を!
GM:失敗したら侵蝕+1d10です。判定せずに失敗扱いとするのもOKとします。
天野月乃:「やはりあなたは、約束に……!」
天野月乃:3dx>=8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 9[4,5,9] → 9 → 成功
交野 静理:(2+1)dx+4>=8
DoubleCross : (3DX10+4>=8) → 10[1,3,10]+2[2]+4 → 16 → 成功
夜見守:《オリジン:レジェンド》侵蝕+2
夜見守:3dx+1+2>=8
DoubleCross : (3DX10+3>=8) → 9[3,9,9]+3 → 12 → 成功
GM:全員成功…!では、侵蝕上昇は無しで…
GM:マスターシーンを挿入します。
GM:ふと、懐かしい気配がした。
GM:誰かと誰かが、自分の近くで、願い事をしている。
GM:『……せかいじゅう、つながってる』
GM:『そっか……それなら。きっと、またあえるよね』
GM:『──うん!』
GM:自分には、もう何もできないというのに。いや、自分がここにいることも、きっと彼女らは知らないだろうというのに。
GM:それでも、彼女たちが交わしたその約束は。
GM:──守らなきゃ。
GM:彼女たちが還ってくるこの場所は、変えてはならないと。
GM:そう、思ったのだ。
GM:──キミたちは、夕暮れの原っぱで、二人の少女が約束を交わすのを見た。
GM:互いの手には、シロツメクサの花冠。まだ瑞々しい、白と緑の小さな宝物。
GM:──今よりもずっと幼い二人は、きっとこの約束は永遠で、いつか果たされると信じて──
GM:マスターシーン、エンド
GM:──共振は一瞬。現実には一秒たりとも過ぎてはいない。
GM:けれど、その僅かな間に、キミたちと対峙するあやしは。
縁結びのあやし:「……わたしがいなくなったら、ここは、知らないだれかのおうちになる」
縁結びのあやし:「そんなの……だめなんだから……!」
GM:──バチリと、空に雷が走る。
GM:いくつもいくつも重なるそれは、まるで小さな子供が泣き喚くようで──
交野 静理:「……私は、あの頃みたいに小さな子供じゃない」
交野 静理:「今から貴女に、それを示してみせるよ。自分の約束は、自分で果たせるってことを」
天野晴乃:「意気は十分って感じね」
天野月乃:「だから生まれたんですね、あなたは……」
夜見守:「...泣かないで」淋しさに、少しだけ顔を歪ませて。
夜見守:「もう大丈夫。最後に一回...思いっきり守って」
夜見守:「ぜんぶ、うけとめる」
夜見守:―――風が吹く。
GM:では……衝動判定!目標、意志で9!
夜見守:3dx+1+2>=9
DoubleCross : (3DX10+3>=9) → 9[8,8,9]+3 → 12 → 成功
交野 静理:(2+1)dx+4>=9
DoubleCross : (3DX10+4>=9) → 9[1,4,9]+4 → 13 → 成功
天野 晴乃/月乃:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[4,5,10]+6[6] → 16 → 成功
交野 静理:全員意志が固い
交野 静理:63+2d10
DoubleCross : (63+2D10) → 63+6[5,1] → 69
夜見守:2d10+52
DoubleCross : (2D10+52) → 5[1,4]+52 → 57
天野 晴乃/月乃:61+2d10
DoubleCross : (61+2D10) → 61+4[3,1] → 65
天野 晴乃/月乃:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を4増加 (61 → 65)
GM:では、戦闘開始時の状況説明を。
GM:PC ─ 5m ─ エネミー(縁結びのあやし)
GM:エネミーは縁結びのあやし1体のみとなります。
GM:■ラウンド1
GM:セットアップ!
GM:GM側はありません。
交野 静理:なし!
夜見守:なし!
天野 晴乃/月乃:なし!
GM:OK!それではイニシアチブ順に……の、前に!
縁結びのあやし:《加速する刻》。追加行動を1回行います。
縁結びのあやし:割り込みはないはずなので、こちらの手番!
縁結びのあやし:マイナー:《オリジン:ミネラル/オリジン:レジェンド/ポルターガイスト》
縁結びのあやし:装甲値+8、精神による判定の達成値+8、攻撃力+15(アームバンカーを破壊)
交野 静理:か、硬くなった……!
縁結びのあやし:フハハ……!これでUGNボディアーマーと同等の装甲というわけよ!
天野月乃:頑丈に……!
夜見守:かたくなった
縁結びのあやし:そしてメジャーは次のとおり!
縁結びのあやし:《コンセントレイト:ブラックドッグ/雷の槍/崩れる大地/アニマルテイマー/要の陣形》
縁結びのあやし:攻撃力+25の射撃攻撃、命中するとシーン中のドッジ判定ダイス-2個、対象:3体、同一エンゲージ不可
縁結びのあやし:対象はPC3人!判定…!
縁結びのあやし:12dx7+4+8
DoubleCross : (12DX7+12) → 10[1,2,2,3,4,6,6,7,7,8,8,10]+10[1,1,3,5,7]+10[8]+4[4]+12 → 46
縁結びのあやし:結構回った。達成値46!
交野 静理:5dx+1>=46 ワンチャンドッジ
DoubleCross : (5DX10+1>=46) → 10[1,7,8,8,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗
交野 静理:くっ
夜見守:ど...どっじ
天野晴乃:ドッジ!
夜見守:1dx>=46
DoubleCross : (1DX10>=46) → 5[5] → 5 → 失敗
天野晴乃:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[2,8,9,10]+3[3]+1 → 14
天野晴乃:無理!
縁結びのあやし:OK、ではダメージが……
縁結びのあやし:5d10+25
DoubleCross : (5D10+25) → 30[2,8,8,4,8]+25 → 55
縁結びのあやし:装甲有効、55点!
交野 静理:さ、殺意が高い! 装甲差し引いてもHPゼロ。リザレクト。
夜見守: 《リザレクト》!
交野 静理:交野 静理の侵蝕値を1D10(→ 9)増加 (69 → 78)
夜見守:1d1-
夜見守:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6
天野月乃:リザレクト!
天野月乃:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1
天野 晴乃/月乃:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1増加 (65 → 66)
GM:さてはリザレクトが上手い子が多いな?
GM:では…演出!
GM:──ぱちり、ぱちりと。雷が弾ける音がする。
縁結びのあやし:「……わたす、もんか。こいつといっしょに、潰れてしまえ……!」
天野晴乃:「本気も本気……みたいね!」
GM:小さな雷が落ちた地面に、小苗が芽生え──それが急速に成長。大樹となったそれが周囲にあった重機を絡め取り、雷を纏わせて振り回す!
GM:超重量と雷撃、ふたつの衝撃がキミたちを襲う!
交野 静理:シャツとスカートの間、腰骨の辺りから異形の"尾"が迫り出す。それを地面に叩き付けるように、少女は大きく跳ねた。
交野 静理:回避動作を試みる。──だが、一歩遅い。撥条代わりにした尾ごと、重機に絡め取られ地面に叩きつけられる。
天野晴乃:「これは、へたすると死ぬわねー!!」
交野 静理:「……ぐ、……っ!」
天野晴乃:地面を蹴り駆け出し、振り回される重機の直撃だけは避けるが
天野月乃:(晴乃、右!!)
夜見守:「どわあっ?!」眼前に重機が迫る。回避も耐久もままならない。
天野晴乃:「あやっばっ……!!」雷を受け、地面を転がる
夜見守:当った場所が風と霧散し、人の形が崩れかかる。
GM:ではイニシアチブ順に戻って、天野さん!
天野晴乃:はーい!
天野晴乃:オートアクションでボルトアクションライフル取り出し装備、マイナーで使用!
天野晴乃:メジャー! 【晴天に焦れる】《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:腐食の指先》命中した相手の装甲を-10する白兵攻撃
GM:ウワーッ装甲が!!
天野 晴乃/月乃:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を6増加 (66 → 72)
夜見守:《ウィンドライダー》を...三回!ダイスが+6されます
GM:大盛!!
天野晴乃:10dx7+5 判定
DoubleCross : (10DX7+5) → 10[1,1,3,4,4,5,8,9,10,10]+10[1,6,7,10]+10[3,8]+10[7]+4[4]+5 → 49
夜見守:侵蝕+3
GM:OK、リアクションは《イベイジョン》で達成値10!命中!
GM:ダメージを…どうぞ!
天野晴乃:5d10+8
DoubleCross : (5D10+8) → 20[8,5,1,3,3]+8 → 28
天野 晴乃/月乃:装甲ー5 28点!
GM:OK、ただし装甲の減算はこの攻撃の後とします!28から装甲8を引いて、20点!そして装甲が5減って3に!
天野 晴乃/月乃:《巨人の影》 砂塵霊のレベルを+2します!
天野 晴乃/月乃:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を3増加 (72 → 75)
GM:演出どうぞ!
夜見守:「雷雲なら....」ふわり、風が吹く。
夜見守:「風も荒れる。人の背を押す」
夜見守:「吉の風が!」行き先を示すように、追い風が吹く。
天野晴乃:「ありがとっ! やるわね!!」追い風に吹かれながら、背負ってきた三八式歩兵銃に銃弾を装填
天野晴乃:ニーリングの姿勢で構え、アイアンサイトで素早く照準を定め
天野月乃:(今!)
天野晴乃:発砲音、特製の呪符の折り込まれた鋼鉄の弾丸がRBに突き刺さる
天野晴乃:レネゲイドビーイングが暴走したとき用にと、開発班が作っていた装備の一つを引っ掴んで持ち出してきたものだ。
天野晴乃:銃創から空気中にレネゲイドが排出され、あやしの内部の力を奪っていく。
縁結びのあやし:「うあっ……!?」
縁結びのあやし:──何かが。自分を奮い立たせる何かが、解かれ、散ってゆくのを感じる。
縁結びのあやし:けれど、足りない。自分のやるべきことは、この場所を──
GM:では再びイニシアチブ順、エネミーのターン!
縁結びのあやし:マイナーなし、メジャーで再び以下の攻撃!
縁結びのあやし:《コンセントレイト:ブラックドッグ/雷の槍/崩れる大地/アニマルテイマー/要の陣形》
縁結びのあやし:対象は再びの…PC3人!
縁結びのあやし:12dx7+4+8
DoubleCross : (12DX7+12) → 10[2,2,2,4,4,4,4,5,6,6,8,8]+10[6,7]+4[4]+12 → 36
縁結びのあやし:そんなに…伸びなかった!達成値36、リアクションをどうぞ!
交野 静理:(4+1-2)dx+1>=36 うおおおおワンチャンドッジ!
DoubleCross : (3DX10+1>=36) → 7[5,7,7]+1 → 8 → 失敗
夜見守:ドッジ~
交野 静理:だめ!
天野晴乃:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 8[3,4,5,8]+1 → 9
夜見守:2dx>=36
DoubleCross : (2DX10>=36) → 10[10,10]+9[7,9] → 19 → 失敗
天野晴乃:むり!
GM:1回回してる人がいるな…?ではダメージ!
縁結びのあやし:4d10+25
DoubleCross : (4D10+25) → 21[1,10,1,9]+25 → 46
縁結びのあやし:出目が極端!!!!
天野晴乃:ダウン! リザレクト!
天野晴乃:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1
夜見守:《リザレクト》!
交野 静理:再度HPゼロへ。リザレクト!
夜見守:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
交野 静理:交野 静理の侵蝕値を1D10(→ 8)増加 (78 → 86)
天野 晴乃/月乃:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を1増加 (75 → 76)
交野 静理:天野さんリザ上手すぎない?
GM:凄い落ち着いてらっしゃる…。
GM:では軽く!
縁結びのあやし:「──ここから、出ていけえっ!」
天野晴乃:「まずっ、ますます本気に・・・!」
GM:力を削られてなお、重機を振り回す樹木は健在。雷を纏う鉄槌が、幾度も振り下ろされる!
天野晴乃:「やっぱ試作品持ち出すんじゃなかったー!!」
天野月乃:(おじさま言ってたでしょ!?)
交野 静理:「いえ、確かに効いてはいるみたいっ……!」
交野 静理:「ただちょっと……刺激が強かった、の、かも! しれないけど!」
天野晴乃:巻き上げられる土砂に巻き込まれながらも、なんとか立て直す
夜見守:「んぐぐ...」身体からぱちぱちと雷が散る。
交野 静理:真正面から突っ込んでくる鉄槌──尾で衝撃を逸らそうとするが、力足りずに跳ね飛ばされる。
GM:では、行動値順で……夜見守ちゃん!
夜見守:うおーっ
夜見守:マイナーなし!
夜見守:メジャー コンボ:宵招き:風凪 《コンセントレイト:オルクス》+ 《鋼の顎》+《援護の風》+《ウィンドブレス》
夜見守:装甲無視!対象は縁結びのあやし!
夜見守:夜見守の侵蝕値を9増加 (73 → 82)
GM:うおーっ、どうぞ!
夜見守:9dx@7+5
DoubleCross : (9DX7+5) → 10[1,1,7,8,8,8,8,9,9]+10[2,4,5,6,7,8,10]+10[8,9,10]+10[1,3,7]+2[2]+5 → 47
GM:????
交野 静理:めちゃくちゃ回してる!
夜見守:《妖精の手》!
GM:ぐわーッ!?
夜見守:最後の2を10にして...
夜見守:45+1dx@7
夜見守:1dx@7+45
DoubleCross : (1DX7+45) → 1[1]+45 → 0 (ファンブル)
夜見守:ちがう!55
夜見守:達成値は56!
縁結びのあやし:OK、リアクションはドッジ固定値10!ダメージを!
交野 静理:"伴星B" 《凍てつく刃》 DR直前に使用 ダメージ+[1D+15] 侵蝕[+3]
交野 静理:交野 静理の侵蝕値を3増加 (86 → 89)
交野 静理:持っていって!
天野 晴乃/月乃:おおー
夜見守:妖精の手の分を増やして..
夜見守:夜見守の侵蝕値を4増加 (82 → 86)
夜見守:7d10+7+15
DoubleCross : (7D10+7+15) → 44[4,3,10,6,4,9,8]+7+15 → 66
GM:で、でかい……!装甲で3点減らして……63!?
GM:だが…まだ落ち、ぬ!
GM:演出ドーゾ!
夜見守:「...出ていかないよ」
夜見守:夜が来る。風が吹く。
夜見守:「でもね、追い出しに来た訳じゃない」
夜見守:「ここで約束を守って欲しいんでしょ!」その風はあやしには向かず――
夜見守:荒ぶる重機へ。ごうごうと強い風が吹き、抑えつけられた。
交野 静理:その風に誘われるかのように、ぐるり、ぐるり。
交野 静理:夜空に浮かぶ赤色巨星の傍を廻るように、夜見守の風に乗って、緑色の炎が浮かび奔った。
交野 静理:緑炎は重機の周囲に纏った雷のみを燃やし尽くし、再び風に溶けて消える。
夜見守:「夜が来れば星も浮かぶ。それを...」
夜見守:「消そうとしちゃ、だめだよ!」雷雲が、晴れる。
縁結びのあやし:「何を……!ここが違う場所になっちゃったら、あの子たちが──」
縁結びのあやし:──ぎしり。押さえつけられた重機を無理やり動かそうとした樹木と、そして。
縁結びのあやし:「──あの子って──」
縁結びのあやし:あやしを──レネゲイドビーイングを、EXレネゲイドとは別個の存在たらしめるものが。
縁結びのあやし:「──だれだっけ」
縁結びのあやし:心が、軋んだ。
GM:では次、最後の手番、交野さん!
交野 静理:では。
交野 静理:マイナーで"七月流火" 《骨の剣》《死招きの爪》 素手データ変更。攻撃力[+31]/ガード値6へ。 侵蝕[+6]
交野 静理:交野 静理の侵蝕値を6増加 (89 → 95)
交野 静理:メジャーで"掩蔽" 《C:ウロボロス》《シャドーテンタクルス》 対象:単体 射程:10m 侵蝕[+3]
交野 静理:対象は──縁結びのあやし。
GM:OK…判定どうぞ!
天野 晴乃/月乃:ちょっとまった!
天野月乃: 【月天に溺れる】《砂の加護》+《砂塵霊》ダイス+4個 攻撃力+20
天野 晴乃/月乃:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を6増加 (76 → 82)
交野 静理:ひー 強い
交野 静理:では、改めて!
GM:攻撃バフのレベルが上がってえっぐい!
交野 静理:(4+2++2+4)dx7+3
DoubleCross : (12DX7+3) → 10[1,1,2,3,3,4,4,5,5,7,7,8]+10[5,7,8]+10[7,8]+10[4,10]+4[4]+3 → 47
夜見守:《妖精の手》!
夜見守:夜見守の侵蝕値を4増加 (86 → 90)
交野 静理:わーい!
交野 静理:1dx7+47+6
DoubleCross : (1DX7+53) → 10[10]+10[8]+2[2]+53 → 75
交野 静理:ひゅう
GM:ワオワオ……!装甲で3点減らして、72点……総計で155点!
GM:流石にHPはゼロ……が!
交野 静理:これ達成値です
GM:そうだった、失礼を…!
GM:リアクションはドッジ固定値10,ダメージをどうぞ!
交野 静理:5D10+31+20 装甲・ガード値有効
DoubleCross : (5D10+31+20) → 25[10,1,3,10,1]+31+20 → 76
交野 静理:うおー!バフ乗りパンチを食らえー!
天野 晴乃/月乃:くらえー!
GM:達成値よりでかいんですけどォ!?
GM:装甲で3点軽減して、ダメージは総計156、HPはゼロ!戦闘不能…ですが!
縁結びのあやし:《蘇生復活》、HP1で戦闘不能から復活!
GM:演出を…どうぞ!
交野 静理:少女の上着の裾から這い出た異常骨格。──それは、蠍の尾によく似ていた。
交野 静理:確かに骨と肉と皮を備える"終体"は、少女の手足のように、或いはそれよりもより力強く。より靭やかに駆動する。
交野 静理:その先端に、ぼぅ、と火が宿った。
天野月乃:剣を逆手に携えて、その横に立ち
天野月乃:「交野さん、合わせます!」
交野 静理:かの赤色巨星のように、橙色の炎を宿す。終わりを知った者の最後の輝きを示すように、その尾は揺れる。
交野 静理:「ええ──お願いします!」
天野月乃:その尾が、金剛石がごとき輝きに装飾されていく
天野月乃:少女を救う、再会の願いを乗せて
天野月乃:壱等星のごとく、煌めきが背を押す。
交野 静理:星に願いを。絵空事のような祈りを体現するために。
交野 静理:矮躯がしなる。本来の人間にない部位を最大限に活かす動き──踏み込み、溜め、
交野 静理:────そして、撃ち放つ!
交野 静理:流星のように、尾は奔る。願いよ届けと、想いを込めて。
縁結びのあやし:「……ッ、あ……!」
GM:休息成長する樹木が、蠍尾の鉄槌を受け止めようと折り重なり──その悉くが、粉砕される。
GM:鈍器として振り回していた重機も砕けて散って、それでも──
縁結びのあやし:「──わたしの──あの子たちの、ねがい──」
GM:──何かを掴もうとしているように、手は伸ばされて──
交野 静理:「…………っ」
交野 静理:姿形が違うから、彼女には分からないのかもしれない。……私が、あの時の子供なのだということが。
交野 静理:(……もう、頑張らなくていい、って。どうすれば──伝わるの?)
交野 静理:届かない想いに、唇を噛んだ。
GM:クリンナップ
GM:これはおそらく全員…なかったかと!(エネミー側もなし)
交野 静理:ないです!
夜見守:ない!
天野月乃:無いです
GM:OK!
GM:■ラウンド2
GM:セットアップ!はお互いないので飛ばして!
GM:割り込み行動もなし、行動値順で天野さん!
天野月乃:マイナーアクション、戦闘移動
天野月乃:縁結びのあやしとエンゲージ
天野月乃:メジャーアクション 【晴天に焦れる】《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:腐食の指先》
天野月乃:素手で彼女に攻撃します
天野月乃: 【月天に溺れる】《砂の加護》+《砂塵霊》ダイス+4個 攻撃力+20
天野 晴乃/月乃:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を6増加 (82 → 88)
天野 晴乃/月乃:天野 晴乃/月乃の侵蝕値を6増加 (88 → 94)
GM:セルフ…!
天野月乃:10dx7+3
DoubleCross : (10DX7+3) → 10[1,2,2,6,6,6,9,9,9,9]+10[2,3,3,7]+2[2]+3 → 25
GM:こちらの達成値は10固定ですが、後乗せがなければダメージ…どうぞ!
交野 静理:では、折角なので
交野 静理:"伴星B" 《凍てつく刃》 DR直前に使用 ダメージ+[1D+15] 侵蝕[+3]
交野 静理:交野 静理の侵蝕値を3増加 (95 → 98)
天野月乃:4d10+20-5+15 ダメージ
DoubleCross : (4D10+20-5+15) → 11[1,1,7,2]+20-5+15 → 41
GM:装甲値で3引いて38、戦闘不能!蘇生エフェクトは…なし!
GM:この一撃にて戦闘終了となります!演出を…どうぞ!
交野 静理:ぼう、と緑炎が灯る。揺れる、揺れる。
天野月乃:「ありがとうございます!!」交野に感謝を告げながら、銃を放り出して走り出す
交野 静理:柔らかく纏うように、それは天野姉妹の手を包み込んだ。
交野 静理:「──私の分も、どうか。届けて!」
交野 静理:(今の"彼女"の手を取るべきは、きっと貴女たちだから!)
天野月乃:頷いて、目指す先は暴走する少女
天野月乃:行く先を阻む、交野によって破壊されたブルドーザーや木々の残骸たちは
天野月乃:「晴乃___!!」
天野晴乃:「喜んでっ!!」一振りで弾き飛ばされ
天野月乃:残骸の鳥かごの中心に立つ少女の眼前に、飛び込む。
天野月乃:そして___
天野月乃:「……」その頬に、平手打ち
縁結びのあやし:「ッ……!?」
縁結びのあやし:「……ぁ、ぇ……」
天野月乃:そのまま、優しく抱きしめる
天野月乃:「大丈夫ですから……ね」
天野月乃:「あなたが伝えたかったことは、もう皆にわかってもらえたから……」
天野月乃:その頭を撫でて
縁結びのあやし:「……それをわたしに伝える、あなたは──」
縁結びのあやし:「──あなたは、だれ?」
天野月乃:「私は……」
天野月乃:「……"あなた"の友達、です」
縁結びのあやし:「……そう、か。ともだちか。……うん、じゃあ──」
GM:キミの腕の中、あやしの少女は、少しずつ輪郭を綻ばせて──
縁結びのあやし:「おわかれは、こう言わなきゃ」
GM:──ごめんなさい、と言いたそうな表情のまま。
縁結びのあやし:「──また、いつか」
GM:──光と、雷光に解けて、消えてゆく。
天野月乃:「ええ……」
天野月乃:今度こそ泣かないと、そう決めていたのに
天野月乃:目からは、涙の雫が落ちる
天野月乃:「また、いつか……」
天野月乃:彼女が溶けた光を追って、天を仰ぐ
天野月乃:いつかそこに、自分も行くのだろうか
交野 静理:「……大丈夫だよ、きっと」 ゆっくりと、傍へと歩み寄る。溶けた光を追って、自身も視線を空に向けて。
天野月乃:だとしたら、また会えるから良いな……そう少しだけ、思いながらも。
交野 静理:「『さようなら』じゃなかった。……私の幼馴染が、言ってたこと」
交野 静理:「『空は世界中繋がってるんだよ』──って」
交野 静理:「彼女が、私とともちゃんの縁から生まれたのなら──きっと」
交野 静理:「その約束を、違えたりしない」
天野月乃:「空はつながっている……そうですね」
天野月乃:「この宙も、きっと」
交野 静理:「……ね、夜見守さん。風は、ここからどっちに吹いていくのかな」
夜見守:「たぶんね...」
夜見守:天野と交野の方を指して。
夜見守:「こっち!」
夜見守:「風と一緒に、また会いに来てくれるよ」
天野月乃:その言葉に、微笑を返す
交野 静理:一つ、確かな頷きを返す。
天野月乃:涙で真っ赤に泣き腫らした顔だったが、そうしないといけないと思ったから。
夜見守:「憶えてようね、あの子の事も...」
夜見守:「約束も。」
GM:──秋の空にひとつ。ひやりとした、けれど優しい風が吹いた。
GM:シーンエンド
GM:■バックトラック
GM:今回はEロイスは無し!各々、バックトラックのダイスをどうぞ!
交野 静理:残ロイス6枚。素振り!
交野 静理:98-6d10
DoubleCross : (98-6D10) → 98-39[3,10,2,9,9,6] → 59
交野 静理:4点!
夜見守:90-7d10
DoubleCross : (90-7D10) → 90-51[7,3,6,9,8,10,8] → 39
天野 晴乃/月乃:残りロイス3枚ー1!
天野 晴乃/月乃:94-2d10
DoubleCross : (94-2D10) → 94-11[6,5] → 83
夜見守:3点!
天野 晴乃/月乃:5点!
GM:ヤー!では経験点は、いつもの15点に侵蝕分!
GM:天野さん20点、夜見守ちゃん18点、交野さん19点!
交野 静理:19点もぐもぐ……
夜見守:ぱくぱく
GM:GMは合計57÷3に1足して20点頂きます。もぐもぐ。
GM:では……
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ED1 夜見守
GM:──UGN雨宿町支部こと、雨宿町役場、その食堂。
GM:無事、事件を解決に導いたキミは、ここで──
夜見守:割り箸を割る。れんげもある。
夜見守:琥珀色のスープに、つややかな麺。なるとにメンマに...
夜見守:チャーシュー。ぶあつい。
夜見守:「ふーふー...あちちっ」
夜見守:スープを少しだけ飲んで、麺とチャーシューを一緒にたべる。
夜見守:「...!!」少しだけ驚いたような顔をして。
夜見守:そのままもうひとくち、ひとくち...
GM:そんな風に、心底食事を楽しむキミの対面の席では。
栗生賢人:「うどんもそうだったけど、ほんとに気持ちよく食べるね、君は」
夜見守:「めちゃくちゃに...おいしいから...」
GM:手には箸ではなくペン。卓上に広がるのは、食事ではなく書類の束。
夜見守:「それ、ほうこくしょ?」
栗生賢人:「そうだよ。こういうのを作るのも、UGNの仕事ってわけさ」
夜見守:「前にねー...書類のまじゅつしって人と会ったよ!」
栗生賢人:「魔術師?……そりゃあアレかい、ものすごく手早く仕事を片付けるとかそういう」
夜見守:「たぶんそう!すぐ来てくれたし...早いんだとおもう」
夜見守:「おもう...ます」はっとした顔。
栗生賢人:「いいよ、普段通りで。若い子に変に遠慮されるのは、性に合わないんだ」
夜見守:「...いいの?」
栗生賢人:「……若い子らに頼りっぱなしな僕らが言えた義理じゃあないけどね。でも、せめて──」
栗生賢人:「仲間でありたいと思う。……君が良い風を吹かせたいと思ってくれるような、ね」」
夜見守:「...うん...うん!わかった」
夜見守:「それで...今回のは、どうやって書くの?」
栗生賢人:「んん……そうだな。君の言う魔術師さんがどうしてたかは知らないけど、僕は、どう話を終わらせるかを最初に考える」
夜見守:「めでたしめでたし?」
栗生賢人:「先に言われちゃったな。……うん。流石に、正式な報告書にそう書くわけにはいかないけれど──」
GM:走らせていたペンを止めて、卓上に置く。代わりに、湯呑を手に取って茶をひとくち。
栗生賢人:「……夜見守ちゃん。今回のお話、君から見て──」
栗生賢人:「めでたしめでたしで終わって欲しい、と。そう思える出来事だったかな」
夜見守:れんげの手を止めて。
夜見守:「...そうだなあ」
夜見守:約束を果たすところも、再び会うところも見ていない。けれど。
夜見守:「あの子は、またいつか...って言ってたから」
夜見守:「それを信じる。それって...たぶん」
夜見守:「めでたしめでたしになるんじゃない?」
栗生賢人:「……そうか。じゃあ僕も、魔術師さんに対抗して、ひとつ予言でもしておこう」
夜見守:「予言!」
栗生賢人:「きっと、このお話は、君の望んだとおりに終わる。……君たちがそうあれと信じる限り、必ずね」
栗生賢人:「"賢者(ワイズマン)"の予言だ、信用して損はないと思うよ」
夜見守:「信じる!」
夜見守:「たぶんね...」ふと、室内に風が吹いて。
夜見守:「当たるから」吉兆が、ひとつ。
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ED2 天野 晴乃/月乃
GM:──雨宿町役場近く、五位公園
GM:いくつかの遊具もあるそこは、日の昇っている時間であればいつであっても、子供の声が聞こえる場所だった。
GM:けれど今は不思議と、誰の声もしない。
GM:何かを想ってか、あるいは何かを期待してか、ふらりと足を運んだキミの他には──
天野月乃:少しだけ懐かしそうに、ブランコを撫でる。
天野月乃:彼女と初めて出会った日、隣り合って喋った事を思い返しながら
天野晴乃:(……もう! 辛気臭いのは勘弁してってば!)
天野月乃:「ごめん、でもやっぱり……」ここに来ると、懐かしさを感じずにはいられない
天野月乃:空を仰ぎ、息を吐く。
天野晴乃:(まったく……)
GM:──青く高い空に向かった、キミの視界。その片隅、キミが入ってきたのとは逆側の、公園の入り口に──
GM:──見知った姿が、見えた。
GM:その姿は、いつかと同じように、キミへと駆け寄って──
天野月乃:「___えっ?」
結:「晴乃、月乃……!」
天野月乃:「結……ちゃん……?」
GM:少し遠慮がちだったけれども。以前と同じように、キミたちの名を呼ぶ。
天野月乃:驚きのまま表情が変えられない、だって、あの子は……
天野月乃:「私たちの事が、わかるんですか?」
結:「うん、えっと……その……」
結:「恥ずかしながら帰って来たと言いますか……」
天野月乃:「一体、どうして……」
天野月乃:【《■■の共振》】 エンブレム:シーカー GMに1回だけ質問できる を使用したいです。
GM:OK、では──
GM:──約束を起源とするあやしが消えかけて、そして再び──姿と記憶を保って──姿を現したのならば、その理由はひとつ。
GM:起源となった約束が現実になった、ということだ。
天野月乃:「わたしたちと、の、約束が……」
天野月乃:誰かの記憶が、姉妹の精神に共鳴し答えを指し示す。
結:「……多分、多分ね。わたしや、わたしじゃない誰かが、叶って欲しいって思ったことが起こって、でも──」
結:「……ほんとは、それでもういいや、って。わたしのお役目は終わったんだって、そう思ったんだけど──」
結:「──また、晴乃と月乃に会いたいって。そう、思ったの」
天野月乃:ぽたぽたと、涙の雫が落ちる。
天野月乃:あの日と同じように、強く結を抱き締める。
結:「わっ、ちょっ……!?」
天野月乃:「……よかった! 本当に、よかっ……た……!」
天野晴乃:「あーもー……ったく……めでたしめでたしってわけね」
天野晴乃:涙を拭いながら、笑顔で結に
結:「……うん。たぶん、私や晴乃と月乃、それに──」
結:「色んな人が、思ってくれたんじゃないかな」
GM:困ったように、けれど嬉しそうに笑顔を浮かべて──
結:「お話の終わりは、めでたしめでたしが一番だ、って」
天野月乃:「だったら……皆さんに、感謝しないと……です、ね」
結:「……うん。それと、ごめんなさい、も」
天野月乃:「結ちゃん……」
結:「……覚えてるよ。私と繋がった何かが、みんなに何をしたのか」
結:「だから、ちゃんとごめんなさいを言って、そして……」
天野晴乃:(あの時の記憶もバッチシあるわけか)
天野月乃:「……そうですね」
天野月乃:「その上で、言いましょう」
結:「……うん」
天野月乃:「また会えたね、って」
天野月乃:いつかまたと、交わしたあの日の約束に、返す言葉は星の数
天野月乃:だけど、今は……
天野月乃:「ありがとうって、そう言えるように」
GM:──そうして彼女は、そしてキミたちは。これから多くの人と、多くの言葉を交わしてゆく。けれど──今この時は、まず。
GM:──ただいまと、おかえりを。
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ED3 交野 静理
GM:──雨宿町某所、宅地造成現場。
GM:事件の爪痕──破壊された重機、成長した樹木等々──は全て綺麗に片づけられ、造成工事自体も順調に進んでいる。
GM:既に整地は終わり、早くも区画割りの目安となるロープが張られているその現場に、キミはいた。
GM:もはやそこに、シロツメクサが生い茂る余地はない。
交野 静理:普段は立ち寄ることのない、町の一角。日常的に使う道からは二本ほど逸れた区域は、新興住宅地としての雰囲気をありありと宿していた。
交野 静理:古き良き家が立ち並ぶ地域は、そのものの良さがある。静謐な空気を閉じ込めたかのような場所は、この町の美徳だ。
交野 静理:一方で、新しく生まれる場所も──交野 静理は、嫌いではなかった。むしろ、好きであると言ってもいい。
交野 静理:それは、新たな風を吹き込んでくれる場所だ。
交野 静理:新たな人が、風を呼び込む。それがこの町と溶け合い、一つになって──
交野 静理:緩やかに境目がなくなっていくような感覚が、私は好きだ。
交野 静理:「……それを、物"哀"しいと言う人の気持ちは、分かるけれどね」
交野 静理:アスファルトと区画の境目にしゃがみ込む。ほんの僅かに残った、シロツメクサの群れ。
交野 静理:──ふ、と。目が留まった。それを、壊れ物のように触れる。
交野 静理:……何かで読んだことがある。踏まれやすい場所にこそ、四つ葉のクローバーは咲きやすいのだと。
交野 静理:なれば、この四葉は──あの子がここを守る過程で、生み出したものなのだろうか。
交野 静理:そんな、空想じみた考えに想いを馳せた。──その時。
GM:──すぐ近く。宅地区画の入り口あたりに、一台の車が止まる。扉が開き、そこから降りてくる複数の足音がして。
GM:そのうちの、ひとつが。
少女:「……しず、ちゃん?」
GM:キミが幼い頃に呼ばれていた名を口にしながら、キミへと歩み寄る。
交野 静理:「…………えっ?」
交野 静理:慌てて立ち上がり──振り返る。
少女:「しずちゃん、だよね?……えっと、覚えてる……かな?」
GM:そこにいたのは、見覚えのある──けれど、「そうかもしれない」という可能性のものではない姿。
GM:キミがつい先日目にした「あやし」ととても良く似た、けれど僅かな違いを──キミであれば──見つけられる、そんな少女。
交野 静理:すぅ、と深呼吸するように息を深く吸って。
交野 静理:「……ともちゃん。憶えてるよ」
交野 静理:幼い頃に何度も呼んだ名前を、口にした。
ともえ:「やっぱり……!……私のすぐ後に引っ越したって、ママが言ってたけど……」
ともえ:「……しずちゃんも、戻って来たんだね。雨宿町に」
交野 静理:「心配しなくても、本物だよ」 冗談めかして微笑む。
交野 静理:「うん。1年半くらいになるかな……」
交野 静理:(……しずちゃん『も』?)
交野 静理:「もしかして、ともちゃんも……?」
ともえ:「うん。……パパとママがね。雨宿町に、家を建てるんだって」
ともえ:「それが、ここ。……しずちゃん、覚えてる?」
GM:──変わり果てた風景を、それでも。
交野 静理:にっこりと、精一杯の笑みを浮かべる。
ともえ:「ここが昔、どんなところだったか」
交野 静理:「もちろん。憶えてるよ」
GM:懐かしくて、大切で、忘れがたい記憶を思い起こすように。
交野 静理:直接聴く、あの頃より少し落ち着いた友達の声。それが、記憶の蓋を取り去るように──幼い頃の思い出が、脳裏に雪崩込む。
交野 静理:もしかすると、逢えない寂しさを忘れるために、無意識に蓋をしていたのかもしれない。
交野 静理:それ程に、蘇ってきた記憶は色鮮やかで、輝いていた。
交野 静理:──幼い日のともちゃんの顔も。今となっては、はっきりと思い出せる。
GM:──それはきっと。目の前の少女も同じで。
ともえ:「──やっぱり、また会えたね、しずちゃん。……もうここで、花冠は作れないけれど──」
交野 静理:「作れなくても、思い出は。ちゃんと残ってるから」
交野 静理:「……それに」
交野 静理:少し、照れたように笑って。
交野 静理:「──この場所が、変わっても。私達が変わっても」
交野 静理:「これから、もっと色々な思い出を作っていけると思うから」
ともえ:「……うん。私もこの町で、しずちゃんやみんなと……沢山思い出を作りたい。だから──」
GM:──キミを真っすぐ見つめる瞳だけは。あの頃と同じように輝いていて。
ともえ:「──これからも、お友達でいてくれる?」
交野 静理:その言葉に、ゆっくりと手を差し出す。
GM:お互い、思い出の中よりも大きくなった手が重なる。
交野 静理:「ともちゃん」
交野 静理:「──また、会えたね。」
交野 静理:輝く瞳をまっすぐに見つめ返して。
交野 静理:二人は、10年越しの約束を確かに果たしたのだ。
ダブルクロス The 3rd Edition 『リプレイ・ドロップ 雨宿町回顧録』
さようなら──
──また、いつか
Fin
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