「なぁ、草月。ちょっと聞いてや。」 「どうしたん?」 「俺な、大金持ちになる方法見つけてん。」 「へぇ、どうすんの?」 「ふっ、見てろよ〜。」 そう言ってY田は財布から1円玉を取り出しポケットに入れ、 「あれー?増えてない???」 ふと、頭をよぎるものがあり、私は尋ねた。 「なぁ、お前、昨日NHK教育『みんなのうた』とか見なかったか?」 「へ?うん、なんでわかったん?」 (いや、そりゃ無理やろ・・・)そうツッコミ入れかけた、その時。 「あー、それやり方がまずいねんて。」 そう言って上から降ってきたのはS上だった。 「ちょっと待て!!何でお前上から降ってくんねん!?」 「だまれ!!H美に片思い中の草月炎水20歳!!」 この言葉に私はただ押し黙るしかなかった。 「さて、Y田よ、さっきのやつだが、俺のやり方を見ていろ。いくぞ。」 そうぬかして奴は、万札取り出しポケットIN、 「すげー!!俺にもできるかなー、ししょー!!」 (もう師匠かよ)声が出ない。 「これはだな、手首の返しこそ重要なポイントなのだ。」 (妖しい踊りじゃないのか!?)やはり声が出ない。 私にできることはもう、 (手品だよな?手品だよな?手品だよな?) ..2002/12/20(Fri)12:46 by 草月 炎水 上記は移転お祝い(にならないけど)のために ..2002/12/20(Fri)12:51 信じません(笑)。 by 伽那ノ光 |