職業人としての医師であるために
もしかしたら、医学部の面接で役立つかもしれないタテマエ

これからは医療機能評価が行われる。

いわゆる医療の質が評価される。

だからこそ、専門分野はもちろんのこと、コミニュケーションを助ける知識(アート)の獲得が大切である。

つまり「社会人としての医師」だ。

優れた診療はプロの原点としてのマナーの上に成立するものである。

第三次産業すなわちサービス業としての医療・医療人の基本としてのマナーが必要である。

また、医学は日進月歩であるから、常に勉学(サイエンス)は必要である。

現在、もし自分自身が病気を持った患者であるならば、どのような治療を受けたいかを考えて、

患者に最高の医療を行えば、多くの場合、患者およびその家族には喜ばれるものと考える。

この考えは「己如愛人」の精神(モラル)に基づく。

つまり、理想的な医師とは「サイエンス・アート・モラル」の三位一体(さんみいったい)を兼ね備えた医師である。

これはタテマエであることはよく理解しておいて欲しい。
だからこそ、面接官に「それは実際に可能なのか?」とつっこまれたら、
「確かに現実問題、人員不足・患者数の増加、その他数々の問題のため、なかなか実現には至らないかもしれません」
と答えるしかない。
ただその上で、
「しかし現在私がこのように考えていたという事実を、後に医療人となった時に、
 自己反省の意を込めて思い返せるように、しっかりと心に留めておきたいのです」
とかなんとかフォローを入れておけばよい。

ちなみにこの文章は、私が医学部を受験した際に、実際に述べたものである。(フォローも含めて)
結果は100点満点中89点。
合格者平均点が大体7割くらいであることを考えると、比較的高い得点だと言える。
ラッキーだっただけだが。
実際の面接では、姿勢を正しくして、敬語には気をつけて、はきはきと喋れば問題ないと思う。
内容については、面接官もそんなに期待していない。
なにせ彼らはプロなのだから。

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