▼9月例会(第463回)、講話は山田定子先生(八幡小)と提案は北川さん(城南小)。

▼山田定子先生は担任する子どもに国語の力をしっかりと育てたいと日々の授業を工夫されている実践者。授業の話になると途切れることなく次々と事例をお話なさる先生。今回は、分厚い子どものノートや作文をもとに国語教育についてのご講話。要旨として、本当の国語の授業とは何か。子どもが国語を好きになるには教師の指導力が大事だということ。更に、学習履歴としての書くことを大事にすることについてでした。

▼北川雅士先生は、「読み解く力プロジェクト」(滋賀県学力向上プラン)と「書くこと」について提案。「読み解く力」を高め、発揮できる授業づくりのポイントとして、①つけた力を明確にする、②発揮している子どもの姿を具体的に想定する、③学習活動に目的を持って取り組み、知識を再構成する具体的な学習場面の設定、④「読み解く」プロセスの重点化について、〈発見・蓄積〉〈分析・整理〉〈理解・再構成〉について解説。「書くこと」の授業づくりでは、「俳句・テーマを決めて文章を書く・座右の銘」の実践を提案した。「6年間をふり返り座右の銘にしたい言葉を考えよう」では、家庭学習で、座右の銘を話題にして関心を高め、文章の構成では、想像力を生かした構成メモを工夫した意欲的な実践の提案でした。

▼巻頭には、植木政隆様の玉稿を頂きました。深謝。 (吉永幸司)