▼3月例会(第457回)は 新型コロナウイルス感染のため自粛をしました。代わって「この1年」の実践の成果をまとめてメールで交流するという方法に切り変えました。授業・子ども・教材・国語教室づくり・研究会。授業参観等々。その中のひとつを400字以内でまとめるというものです。

▼菩提寺北小学校(廣瀬久忠校長)が「令和元年度・2年国立教育政策研究所教育課程研究指定校事業(1年次)」をまとめられた。研究主題は「『読むこと』の精査・解釈する力を付ける子の育成〜授業改善と学びのつながりの自覚化」。研究内容は「学校経営管理全体計画」において、学校の向かう姿が具体的に示されています。

▼「精査・解釈」について「構成や叙述に基づいて、文章の内容や形式について、精査・着目することを示している」と解説書の文章。なかでも、文学的文章における精査・解釈は、登場人物の行動(1年・2年)や気持ちの変化や性格、情景(3年・4年)を具体的に想像することであり、さらに、人物像や全体像(5年・6年)を具体的に想像し、表現の効果を考えることへ広がっていきます。「具体的に想像する」とは何かを考え実践したいものです。

▼春休みまで全国の小学校、中学校、高校、特別支援学校に休校を要請がありました。不安を抱えたまま令和2年度を迎えます。

▼巻頭には、岡本美穂先生から玉稿をいただきました。深謝。 (吉永幸司)