▼9月例会(第451回)の提案は、西條さん(大津市立小野小)。研究教材は、「アップとルーズで伝える」「『クラブ活動リーフレット』を作ろう」(光村四年)。説明的文章を読んで学んだことをリーフレット作りに生かす、複合単元としての指導を目指しての実践構想の提案。

▼ 教材研究で主に話題になったのは次の通り。①写真と文章を使って、伝えたいことを効果的に説明したり、紹介したりする教材特性について。②「読むこと」と「書くこと」をつなぐ複合単元としての取扱いについて。

▼成果として、段落相互の対比の関係を捉え、筆者の説明の仕方の工夫を読み取ったことが、クラブ活動の紹介文を書くことにどのように生かされるのか、相手意識・目的意識を大事にした児童の主体的な学びをどのように具現体化するかについて考えを深め合うことができた。

▼複合単元を活用することで、授業改善につながる実践を目指しての意欲的な提案。今回の協議を受け、学級の実態とねらいに即して再検討を加えた実践報告に期待したい。

▼研究協議の後、好光さんの指導で、「たとえ」を使った表現の工夫について演習を行った。

▼巻頭には、谷岡晃先生から玉稿を頂きました。深謝。(三上昌男)