▼3月例会(第445回)の提案は杉澤さん(八日市西小)。三月に定年をむかえるにあたり授業・学校経営・国語についての長年の教育実践から考えてこられたこともとにした講話。要旨は次の通り。

▼先ず学校と教師については、学校は、ひとり立ちできるこどもを育てている。自立に向けた指導・評価・支援をしている。だから、教師はひとり立ちを支え、やがて離すことを念頭に仕事をしたい。教室は、複数の子ども同士が同じ、似た、違った思い・考えがあり、気づき考え、深め合い学び合うところと位置づけ、個にはじまり集団で学び合い、終末の学びの変容の自覚を個々のノートと黒板の右から左へ書かれた文字で自覚させること。学びの自覚を大切にすることは、考えさせることと書くことが欠かせないものになるという講話であった。具体的には、成果をあげた「話す聞く」の具体的な実践例を示され学ぶことが多かった。

▼月例会では、共同研究「子どもの書く力の向上、並びに、書くことの指導法の開発と向上」の研究成果や今後の課題についての報告。NPO法人現代の教育問題研究所主催の「琵琶湖さざなみ俳句大会」(会場藤居本家)について。蜂屋さんからは学習指導要領について。北島さんから作文の実践、好光さんから個人研究「花明かり」の紹介があった。

▼巻頭は、三上昌男さんが担当しました。(吉永幸司)