▼3月例会(第444回)の提案は三上昌男さん(金田小)、廣瀬久忠さん(菩提寺北小)。お二人とも三月に定年をむかえられる。長年の教育実践の記念講話。

▼三上さんは、金田小学校校長として国語教育を軸にした学校経営の成果を披瀝。毎月「言の葉通信」を資料に詩や俳句、語彙指導などを校長室から発信された。特に、「梅雨の季節に」「いも名月とくり名月」「空の言葉・晴れ」「雪をつかったことば」という特集記事を組み、分かりやすく解説をさている。授業事例として示された「インタビュー作文」「〈だから〉と〈でも〉作文」「なやみの相談作文」の授業や読書指導への示唆など実践的な事例に学びの多い講話であった。

▼廣瀬さんは菩提寺北小学校校長として「あいさつにはじまり、夢をつくる学校」を目指し学校の教育改善とその成果が講話の内容であった。地域との連携を密にしながら、子どもの未来に着目した手堅い実践に校長としての熱い思いが溶け込んでいることを感じることが多かった「ゆめをえがこう(1年生)」「胸をはって行動する(運動会)」「地域に出てクリーン活動」「十二年後の私(6年)」「職員室大改革」「夢作文新聞に紹介(朝日新聞)」を始め、すべての実践が夢に向かっているという事例であった。未来に輝く学校を見据えた教育の方向についての講話であった。

▼三上さん・廣瀬さん、ありがとうございました。
▼巻頭は、杉澤さんが担当しました。(吉永幸司)