▼7月例会(第437回)は「第4回近江の国語実践研究会」(草津市まちづくりセンター)と「第46回国語研究集団合同研究会」(兵庫県私学会館)に参加した。

▼「近江の国語実践研究会」の提案は、西條陽之さん(小野小)教材「『鳥獣戯画』を読む」(6年光村)と弓削浴之さん(京女附小)教材「じどう車くらべ」(1年光村)。研究会の趣旨は、教材研究の仕方を交流し、その成果を生かして2学期の授業を行い、次回の「近江の国語実践研究会」で報告をするということ。従って、指導内容について深い検討を必要とするものであった。
 「『鳥獣戯画』を読む」では、最初の書き出しを読み、感想を交流するとともに、筆者が、何を伝えようとしているかを学習させることの意味を協議した。「じどう車くらべ」では、自動車の「はたらきとしくみ」の文を比べ、自動車を通して説明文を正しく読みとろうという指導者の考えについて深い話し合いを行った。

▼「国語研究集団合同研究会」では、勝矢真一郎さん(伴谷小)が「深イイイトーク実践ー話したくてたまらない、聞きたくてたまらない子どもたちの姿を目指して」を提案した。話すこと。聞くことの力をつけるために、興味を持たせる方法を開発し、日々が新しくみえるような体験活動が魅力的であった。動画からは子どもの明るい表情が印象に残った。

▼巻頭には、木浩志先生から、玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)