1学期の国語学習を振り返って
北 川 雅 士

 7月に入り1学期も残りわずかとなった。子供たちは夏休みを目前に胸をおどらせている。自身の学校では毎週水曜日の朝の時間は学力アップタイムに設定されている。6年生では、この時間を「書く」習慣の定着と積み上げを図ろうと様々なテーマで200文字作文に取り組んできた。作文課題には各学級の担任が評語を書くことを基本にして、児童の意欲向上だけでなく、原稿用紙の使い方や、課題の応じた文章の構成についてなどを書いて子供に返すようにしている。

 7月4日の学力アップタイムの作文課題は「1学期を通して自分で『成長した』と感じたこと」で400字の作文に取り組んだ。6年生の1学期、修学体験学習に委員長、クラブ長としての役割など振り返ることの多い1学期、子供たちはどのようなことに成長を感じているのかと楽しみにして読んでいると、国語科についての内容が見られたのでその部分を一部抜粋して紹介する。

◆班などの話し合いなどで積極的に中心となって話を進めたり出来たことです。話を中心になって進めたり出来たので良かったです。とくに「ようこそ私たちの町へ」の授業では、構成を考えるときに中心になって話し合いを進めることができました。

◆国語の学級討論会です。今回は司会の役割でも討論会に参加しました。国語の授業で討論会のCDを聞き、それをもとに自分なりの工夫をしました。この工夫は5年生までの中で司会などをしてきて考えたことや反省を生かして取り組みました。

◆本を読む回数が増えたことです。今までは本を読むのが好きではなく、朝読書ぐらいでしか本を読みませんでした。でも6年生の1学期に「星の王子さま」という本を読んで読書の回数が多くなりました。なので、今まで読まなかった時間にも読書をするようになりました。

◆作文をたくさん書いたので長い文章も早く書けるようになってきました。2学期は直すところが少なくなるように文章の見直しをしたいです。

 国語科の学習を通して学んだことに成長を感じてくれていることをうれしく思うのと同時に、2学期以降も国語科の学習を通して様々な学びがあるように努めていきたいと思う。
(彦根市立城南小)