▼9月例会(第427回)の提案は、北川さん(城南小)「明日をつくるわたしたち」(光村5年)。蜂屋さん(矢倉小)「天気を予想する」(光村5年)。岡嶋さん(野洲小)「教職員等中央研修報告」。教材研究と研修報告の理解が主な研究活動内容。

▼教材「明日をつくるわたしたち」は、「考えを明確にして話し合い、提案をする文章を書こう」という話す・聞く・書く学習として設けている。「何を提案するかを、グループで話し合おう」では、司会を決め、話し合いの話題にそって、計画的にすすめる方法を示唆。つまり、学習活動として「協議」をして、具体的に、考えを発表する、質問と答え、意見を出し合うという内容を「計画的に話し合う」と位置づけ、「提案書を書く」活動とつなぐのである。学習事項としての「協議」「提案」の内容や意図、習得させる指導方法について考えを交流した。

▼教材「天気を予想する」は「説明のしかたの工夫を見つけ、話し合おう」を「説明・しかた・工夫・見つけ・話し合おう」と分け、教材研究の視点を定めた。手順として、段落ごとに要約する・意図をまとめること。更に、文章の工夫を、段落ごとに、天気予想図、気象衛星写真、雨量観測のグラフと説明の文章の吟味、要約文との関係について理解及び活用の方法について考えを深めた。

▼巻頭には、武西良和先生から、玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)