▼8月例会(第426回)は「第11回吉永幸司の国語教室IN京女」(京都女子大学)に参加。内容は、吉永幸司の講演・京都女子大学附属小学校教諭古垣内千鶴子先生の京女式板書・森邦博さんのテキスト『子どもが輝く読書力を身につける指導術』にもとづく読書指導。

▼吉永は、@国語力は人間力ー言葉の力と生きる力、A新しい学習指導要領とこれからの国語教育、B語彙の拡充と指導のポイント、C読書教材と授業、D国語科授業のアイデア。以上について提案をした。特に「語彙の指導」についてくわしく実践の方向を提案した。

▼京女式板書はノートと一体になるもので、古垣内千鶴子先生の美しい板書ができあがるまでの過程がよく分かり学びが多かった。特に、文章のキーワードをつなぎながら、場面の様子を読みとらせる方法に工夫がある板書で、授業の充実ぶりが理解できた。

▼森さんの読書指導は「学級で読書を楽しむ」「日本の伝統言語文化を楽しむ」について具体的な指導術を紹介された。学習マンガでプレ読書・お気に入りのキャラクターを見つける・本を仲立ちにコミュニケーション新聞を使った読書など事例が豊富で学ぶことが多かった。更に、本の帯や辞典・事典に親しむ指導の筋道については演習を交えて、読書指導の楽しさを体験することができた。

▼巻頭には、杉田和代先生から、玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)