▼2月例会(第420回)は、「アクティブラーニング・モデル授業に学ぶ会」(NPO現代の教育問題研究所主催・大津市生涯学習センター)に参加し研修を深めた。「さざなみ国語教室」では、海東貴利さん(マキノ南小)が提案。司会は北島さん。指導助言は森さん。

▼海東さんの提案は教材「たぬきの糸車」(1年・光村)を主体的に想像しながら読むことの指導がテーマであった。具体的な授業では、文章に書いていないところを会話という活動を通して想像することを書くという展開を工夫した。会話をイメージできるのは、二か所。おかみさんと木こりの対話とたぬきが仲間に出来事を伝えるところ。

▼協議では、おかみさんと木こりの会話を書かせることの意味や会話の順序、ワークシートの書かせ方など1年生の学習方法について話題が広がった。具体的には、会話の順序を意識させると並列的になるが、想像を広げる上では上下二段に書かせることの効果ついて考えあった。

▼中教審答申、改訂学習指導要領など、新しい教育の動きを見据えモデル授業について学ぶ会では「単元・指導項目・言語活動」に着目した研修をおこなった。教材「モチモチの木」における授業展開に、教師の働きかけと子どもの活動について「主体的・対話的で深い学び」に示唆を得た研修会であった。

▼巻頭には、櫛引千恵先生から、玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)