▼1月例会(第419回)の提案は弓削さん。提案「ノート指導とアクテイブ・ラーニングについて」において魅力があったのは、20分のグループ学習の記録であった。授業の展開は次の通り。@課題の設定、Aひとり学び、Bひとり学びを交流、C交流から学んだことをノートにまとめる、D学習の感想を書く。(グループ学習の設定は20分)

▼20分の4人グループの発言全記録で学習中の子どもの姿がよくわった。(4人グループABCDで記載)Aが学習を中心になって進めている。発言では、大事なことや根拠をもとに自分の理解を提案し、進め方について気配りがある発言が多い。Bは、Aの発言を広げまとめる方向への意識を強く感じる発言が目立つ。考えを絡ませるというより、グループとして課題解決に目的があるという印象を受ける。Cは、グループの発言を理解しようとしている。しかし、ノートのまとめ方について見通しが持てないので、学習方法が気になる。どうしたらいいかという意味の発言も多い。Dの発言記録はあまりないが、学習内容は上手にまとめている。Cに対する気配りが随所に見られる。

▼これからはペア学習やグループ学習活動の占める割合が多くなる。発言記録は子ども理解の手がかりになる。

▼巻頭には、近藤先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)