▼11月例会(第416回)の提案は北川さん(城南小)。実践提案教材は「自然に学ぶ暮らし」(光村6年)。

▼「本の帯作り」を通して教材文の要旨と、自分の体験を通じての感想や意見とを比べて、自分の考えを明確にしていくことを指導のねらいとした。

▼実践のポイントは2つあると協議は進んだ。1つは、教科書教材文の内容への関心を育てておくため、単元導入前から関連本や資料の読書を奨めて、機会をとらえて教室の話題にし、自然や未来の暮らしについての交流場面を教室に作る工夫をしたい。実践の「種播き」である。
 2つは、言語活動「本の帯作り」とねらい「〜考えを明確にしていく」との結び付きを明らかにしてくこと。
 「本の帯作り」は、学習指導要領解説、小低学年では、本の好きなところを紹介する言語活動例として位置付けてある。では、小・高学年での「本の帯作り」のねらいや価値を再考する必要がある。また、中・2年にも同じ言語活動例は見られるので、その違いを見通しておくことも必要となるのではないか。縦のつながりを見通すことである。

▼巻頭には中神先生から玉稿を頂きました。深謝。(森 邦博)