▼5月例会(411回)の提案は蜂屋さん(矢倉小)。研究教材「千年の釘にいどむ」(光村6年)。ビブリオバトルを通して、読書に対する関心を高めるという授業構想を提案。

▼先ず、教材読解、次に、ビブリオバトルの体験的参加。関心のある人物を紹介している本を紹介する原稿を書く。発表という学習課程。

▼ビブリオバトルは 知的書評合戦と呼ばれルールがある。@発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる、A順番に一人5分間で本を紹介する、Bそれぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分行う、C全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。

▼提案に対する改善案として、目的を読書紹介にし、共通教材の「千年の釘にいどむ」を活用して模擬ビブリオバトルを行う。グループ学習形態を活用。当然、紹介のポイント、紹介の仕方などを学ぶ。グループで体験をしたことを活かし、全体学習へ高めていく。さらに、文章から話し方へ意識を高める。

▼新しい学習形態を取り入れると結果の魅力にひかれることが多い。そのことに留意しながら、本を選ぶ・すすめる学習の軸足を確かにすることの大事さを学びあった。

▼巻頭には、和田龍一先生から、玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)