▼12月の例会(第406回)は第20回「新しい国語実践」の研究会滋賀大会(会長・須田実氏、実行委員長・三上昌男氏、会場・琵琶湖グランドホテル)にて開催された。「さざなみ国語教室」が実行委員として運営に携わった。

▼大会テーマ「主体的な言語活動を通じて学び合う国語教室の創造」をもとに全国各地から集まった実践者と研究の交流を行った。

▼日程は1日目が、4分科会(話すこと聞くこと・書くこと・読むこと)で、小学校と中学校の実践発表と意見交流・研究討議。2日目はシンボジウムと記念講演。

▼シンポジムのテーマは「新しい国語実践・私の提案」。河野庸介・松野洋人・野口芳宣各氏が国語授業のあり方や教師力について幅広い提案を行い、会場からも登壇者に対して実践をもとにした意見や質問が述べられ、深い内容の意見交流が行われた。司会を吉永が行った。

▼記念講演は、演題「課題の発見と解決に向けた主体的・協働的な学びを実現する国語科の授業づくり」について文部科学省調査官水戸部修治氏が行った。教育課程改訂の方向性について、アクティブラーニングの考え方を育成すべき資質能力の面から具体的な事例をもとに学習指導要領との関連も踏まえてお話をされた。

▼研究発表は、蜂屋正雄さん(矢倉小)、飯沼俊男さん(菩提寺北小)が分科会で行った。

▼巻頭には、関弘孝先生から、玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)