▼3月例会(第397回)の提案は飯沼さん(菩提寺北小)。研究主題は「児童の表現力の育成と指導の工夫」(課題をもって、友達と話し合う中で自分の考えを練り上げる)。研究教材は「おもちゃまつり」へようこそ(東書2年)

▼単元を貫く言語活動「おもちゃの作りかたを説明する」を設定。育てたい力は2つ。
○1年生によく分かるように、おもちゃの作り方を順序よく説明すること。
○おもちゃの作り方が明確になるように、相手に応じて、声の大きさや速さ、間の取り方などを工夫 して話し、それを聞いて感想や意見を述べること。

▼授業の工夫として次のことが注目され議論を展開した。
○学習計画の緻密さとワークシートの工夫。特に、語彙を広げることを意識してワークシートを作り 効果が上がったこと。
○話すこと・聞くことを意識して、言葉で説明することを大事にしたこと。教える遊びは熟知するまで遊ばせたこと。聞き手の顔や動作をみて、話し方を評価をさせたこと。ペアの効果を意識して学習や指導を進めたこと。

▼日常的に、司会を立てて授業を進めることの大事さや話すこと・聞くことの開発領域の広さについ ても話題になった。

▼巻頭には浅原孝子氏から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)