▼9月例会(第391回)は飯沼さん(菩提寺北小)が「『おもちゃまつり』へようこそ」(2年)、高野さん(仰木の里東小)が「わたしはおねえさん」(2年)の教材研究について提案。

▼「おもちゃまつりへ…」は話すこと・聞くことの力を伸ばす単元。おもちゃ作り・遊びの活動の楽しさに目を奪われ、つけるべき言葉の力への意識が希薄にならないこと、あれもこれもと欲張ってしまい焦点化しないに指導に陥らないこと、に焦点化して協議した。
 説明する楽しみには、(1) 作り方の説明、(2) 遊び方の説明がある。(1)は、筋道立てた論理性が、(2)では、コツや注意点、誘いかけなど、情意面も大切になる。したがってねらいを明確にした指導過程となるようにしたい。
 低学年の話し言葉は、変化のある繰り返しによって、徐々に向上していく特徴がある。継続的で計画性のある実践を地道に積み上げ、取り組みの様子の少しの変化を肯定的に見、個に応じた評価により育てていく、などの意見がでた。

▼「わたしは…」は、読むことの指導内容の内、「自分の考えの形成および交流」に関する単元として、どのように学年ごとに発展をしていくのかを学習指導要領により見通そうとした。

▼巻頭には、大川昌利先生から玉稿を頂きました。深謝。 (森 邦博)