国語辞典を使おう
三 上 昌 男

 3年生で、初めて国語辞典の使い方を学ぶ。国語辞典は、言葉の意味・漢字での書き表し方・言葉の使い方等を知りたいときに使う。気軽に国語辞典を活用することができるように、手元に国語辞典を置き、必要に応じて国語科以外でも活用したいものである。
 また、4年生以上の学年でも、短時間に国語辞典を使った言葉の学習を楽しむ場を工夫したい。

(1)国語辞典を作る人になったつもりで、言葉の説明を考えましょう。その後、実際に国語辞典を引いて調べてみましょう。
 「右」「前」「赤」など、誰もが理解している基本的な語句を問うことにしたい。説明を考えることが楽しく、辞書を引くことへの関心が高まる。

(2)「言葉の階段」を作ってみましょう。
 まず、自分で作ってみて、思い付かない音数の言葉を辞書で調べるようにしたい。
  あ
  あ□
  あ□□
  あ□□□
  あ□□□□

(3)「言葉のしりとり」をしましょう。(5音以上の語句で)
 アイスクリーム→むしめがね→ねんがじょう→
 一人で考えたり、グループで考えたりできる。何個集められるか競い合うのも楽しい。

(4)漢字を使って書きましょう
 ・窓をあける ・家をあける ・夜があける

(5)「ひらがな日記」を「漢字を使った日記」に書き直しましょう。
 きのうのごご、わたしは、かいものにいきました。ぶんぼうぐてんで、がようしといろえんぴつをかいました。
 いえにかえって、にわにさくはなのえをかきました。
 習った漢字を使いこなせるか力試しができ、辞書を使って確かめられる。

(6)「あつい」を漢字に直すと「熱い」「暑い」「厚い」があります。「あつい○○」という言い方で次の言葉を仲間分けしましょう。

 部屋・本・一日・コーヒー・電話帳・おふろ・お茶・夏・ステーキ・まなざし

(7)国語辞典にでている順番を調べましょう。
 「家具・書く・額」 「ホール・ポール・ボール」

(8)反対の意味をもつ言葉を調べましょう。
 ・安全(  ) ・高い(  )

 こうした取り組みで、辞書活用の意欲を喚起したい。
(近江八幡市立八幡小)