▼5月の例会(第387回)は教材研究を行った。研究教材は「お手紙」(2年東書)。 ▼教材研究の方法として、@教科書の単元目標と学習の手引きの構成いて、A単元を貫く言語活動の構成について、B授業計画及び指導の具体的方法について。

▼先ず、単元目標は、場面に気をつけて読むこと。気をつけることとしては、人物のしたことと気持ちである。5つの場面と決め、それぞれに、したことや、気持ちを考えるという設定であるので、従来との違いなどを話し合った。

▼単元を貫く言語活動の視点からでは、次のことが話題になった。
○単元の構成について。これについては学習計画を立てる段階で、「がまくんとかえるくん」シリーズの何を読ませるかということと言語活動の目的を明確にする方法を考えた。場面をキーワードにした活動であろうが、授業までの課題にした。
○「お手紙」の教材の中心場目を学習しながら、場面ごとに気持ちやしたことを読み取る指導と並行読書の方法も検討した。展開段階と終末段階の指導をはっきりするには、単元で育てる力や教材の関係、あるいは、形あるものにしていく方法などが話題になった。

▼単元を貫く言語活動について周知はしたが、授業の構成や教材と活動などの面ではっきりすることを課題にした。

▼巻頭には、植田明代先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)