▼4月例会(第374回)は平成25年度の計画を立てた。研究主題は「国語科授業の改善と開発」で活用力と思考力がキーワード。綿密な教材研究と緻密な授業記録。自分のスタイルの授業をつくることが大事であることを確認した。

▼研究の背景に「言語活動と語彙形成」(田中孝一)の次の文。児童生徒の身近には様々なものやことがある。それらには名称などの言葉が付されている。彼らは、毎日の生活や学習の中でそれらの言葉を語彙として整理し獲得していく。例えば、学校での学習語彙、地域の自然や行事に関する語彙など。これらは全て、彼らの様々な学習活動や生活体験の中で言語活動を通して繰り返し使用され定着していく。

▼国語科授業の改善は意図的計画的に設定された言語活動によって成立する。つまり、国語を学習することを楽しいと感じることである。楽しさの追求である。

▼さざなみ句会高点句。母の味つなぐ妻の手よごみ餅(杉澤) クレヨンの頭短し春の色(谷口) 「うみのこ」へ旗振る子等に若葉風(三上) 風孕みまなこきらめく鯉のぼり(森) はしゃぐ子にふと立ち止まる花の道(高野) 春セーターあいさつ眩し若先生(弓削) 平仮名を正しく覚え花は葉に(吉永)

▼巻頭には、酒井道太先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)