▼2月例会(第360回)は第27回「新しい国語の授業」研究会を開催した(会場は明日都浜大津・大津市ふれあいプラザ)。研究テーマ「一人一人の子どもに言語力をつける楽しい国語の授業」について研究を深めた。

▼実践提案は白髭さん(城南小)。「自分の考えを明確に伝えるために」について、「平和」をめぐる自分の意見が説得力をもつように具体例や資料を集め、意見を明確に伝えるために文章全体の構成の効果を考えることができる指導を積み上げた。授業記録や意見文の子細を資料にして発表をした。特に、書くことの日常化を図る日頃の実践が、意見文を書くエネルギーになっていることや資料の丁寧な読みが、考えをしっかりと育てていることなど充実した内容であった。「自分の考えを明確に伝えるために、@書くことに重点を置く、A筆者の考えを知る、B文章の型を提示する、Cよいところを見つける、D真似をする、E「難しい」から「楽しい」へ、F資料を用意する、G読み合いをすることについて研究協議をした。研究協議の司会は谷口さん(竜王西小)助言は西村さん(旭森小)。

▼講演「私と児童文学の創作」について、二宮由紀子先生(児童文学者)。講話「研究会に学ぶこと」について吉永が行った。

▼巻頭には、坂神照雄先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)