▼1月例会(第359回)の提案は三上さん(桐原東小)、谷口さん(竜王東小)

▼三上さんは「言語力を高め、豊かに人とつながる子どもの育成」について課題や身に付けさせたい力を分析し国語科授業改善の手立てを次の5つにまとめた。
・めあてを明確にした授業作り
・主体的に話したり聞いたりできる工夫
・話す・聞くための視点の明確化
・自分の思いや考えを明確にする 活動の充実
・語彙力を高めるための取り組み
伝え合う場の設定や読書活動の充実などの研究の視点を明確にした研究内容であった。

▼谷口さんは「物語のおもしろさを考え読み味わおう」について「注文の多い料理店」(宮沢賢治)の指導。学習の見通して持たせ、面白いと感じることを見つけ、読みを深めていく。その過程を、解説ノートにまとめる指導である。場面構成・物語の設定・情景描写などを学ぶことを目的にし、単元構成を緻密に組立てた授業である。

▼さざなみ句会高点句。姉負けて寛容を知る歌留多取り(海東) 嫁迎え一膳増えたる祝箸(中嶋) 初雪の白さ軽さに柔らかさ(伊庭) 校庭に笑顔弾ける雪だるま(杉澤) 雪催い銀の伊吹の仁王立ち(森) 雪しんしん民話の宿で朝寝坊(吉永)

▼巻頭には、俣野哲夫先生から玉稿を頂きました。ありがとうございました。(吉永幸司)