▼7月例会(第353回)は第38回国語研究集団合同研究会・第26回新しい国語の授業研究会(草津市まちづくりセンター)に参加した。参加研究会は国語教師竹の会・東風の会・国語教師泉の会・さざなみ国語教室であった。研究主題は「子どもが生きる授業の改善」これは今井鑑三先生の考えをひきついだもの。

▼お手紙(若松俊介・竹の会)、世界で一番やかましい音(藤井隆一・さざなみ国語教室)、ちいちゃんのかげおくり(小林紀江・竹の会)、入門期の書くことの指導(浅川功治・東風の会)、ひっこしてきたみさ(角谷正孝・泉の会)がそれぞれ提案をした。さざなみ国語教室は司会者・川那部隆徳、助言者・三上昌男。

▼提案は、主題について考えを深め合う実践が多く、国語の授業で力を蓄えている様子が理解できるものが多かった。疑問を持ちながら文章を読む、中心の文から緊張関係を読み解くなど豊かな実践を積み上げたもので協議の話題が広がった。特に、教材研究を丁寧に行うことや、考えを広げる過程で内容を確かにしていく方法、教師の出方など幅広い討議を行った。

▼記念講演は「『子どもの読書』の指導をめぐって」について森邦博が行った。ブックトークを実際に行い、読書指導を丁寧に実践する必要を説いた。全体総括は吉永が行った。(吉永幸司)