▼12月例会(第346回)は第15回「新しい国語実践」の研究会群馬大会(ホテル磯部ガーデン)、大会テーマ「学習意欲を高める言語活動の開発」で研修をした。さざなみ国語教室からは海東さん(マキノ南小)が読むことの分科会で提案。森さん(田上小)が伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項分科会の助言。吉永がパネルディスカッションのパネラーとして参加をした。

▼海東さんは「『アップとルーズ』でやまのこ体験記を作ろう」を提案。@言葉にこだわって、言葉から自分の考えを生み出し、ため込むためにアップとルーズの違いについて答えを考えながら読むようにさせた。A自分の読みを仲間に伝え、仲間の読みを受け取ることにより、自分の考えの妥当性を確かめたり、修正したりして新たな考えを生み出すことについて授業展開のポイントをまとめた。子どもの思考過程を丁寧にまとめていた。

▼伝統的な言語文化について、森さんは親しむことの意味を証言した。パネルでは吉永が「単独的国語科から教育課程国語科」(小森茂)の捉え方を軸に、@学習意欲を高める言語活動の開発のためには「書くこと」の大切さと授業の工夫、A適切に表現することと活用力を絡めること、B学習成果を生活に響かせることと個々の学習スタイルの相関関係をあげた。

▼巻頭には、笠原登先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)