▼11月例会(第333回)の提案は弓削さん(京都女子大附属小)、蜂屋さん(笠縫東小)。

▼弓削さんは、「『友達の感想を読む』ことで身につく基礎力の構想」を提案。音読、大事な言葉を見つける、感想を書くという学習活動を丁寧に指導をすることを基礎力と位置づけたという内容。この提案に対して、教材価値をどのように位置づけるのか、劇や紙芝居、動作化という楽しい学習活動との関わりが見えないという意見があり、国語科授業の位置づけをした。

▼蜂屋さんは、「挿し絵の説明文を書くことで、説明文を読み深める」を総合的な学習体験と関連させたもの。教材は「ウミガメの浜を守る」(4年)である。読むことと書くことの関連学習を目指したもの。教材の筆者の持つ情報と自分の情報を比べるという学習活動の設定を目指したもの。文章内容の理解、段落の構成、写真の説明、体験活動の文章化というように積み上げてきた学習活動を整理する必要性や妥当性を論じ合った。

▼さざなみ句会高点句。団栗の大きさ比べぼく一番(北島) ポスターの画鋲錆びたる初時雨(好光) 銀杏散り金の絨毯通学路(箕浦) 慶き事の知らせ肴にぬくめ酒(森) 山門の額縁の中冬紅葉(海東) 交番の巡査童顔銀杏黄葉(吉永)

▼巻頭には佐々木豊先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)