▼10月例会(第332回)の提案は、海東さん(青柳小)、伊庭さん(堅田小)。

▼海東さんは研究主題「人物の考え方・生き方について自分なりの感想を持つ」(わらぐつの中の神さま)を提案した。「大きな声で話ができる」「自分の言葉で、自分が語れる」ことを基本として取り組んだ実践。特に「自分の言葉」について特色があった。根拠を明確にした発表ができるために、授業者がどう働きかけたらいいかなどが課題に。主題について考えを深める、広げるということをどう具体化するのかとうことについて議論を深めた。

▼伊庭さんは、研究主題「特別支援学級の取り組みから」を提案した。身体虚弱学級の交流についての基本的な考えと実践について。「〜しか」できないから「〜なら」できるへ。信頼を得、自信を持たせるためのアプローチの成果をまとめた。一人ひとりを大事にするというのは教育実践の基本である。集団と個人の関係や習得させたい基礎力などについて考えを深めあった。

▼さざなみ句会高点句。心臓が君の先行く徒競走(中嶋) 先余る白き軍手や甘藷掘り(川那部) 星月夜浴びて散歩の影二つ(高野) 絵日記から元気飛び出す運動会(吉永)

▼巻頭には橋本源之助先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)