▼7月例会(第329回)は、夏の第22回「新しい国語の授業」研究会(近江勧学館)。「国語でつける基礎力の構想」が研究テーマ。

▼実践提案@ 「学力と学習習慣確立の側面から」(奈良県北葛城郡上牧第三小・井阪恵子さん)
実践提案A 「言語感覚と語彙力を豊かにする詩の指導」(大津市立堅田小・好光幹雄さん)
司会 (城南小・西村嘉人さん)
研究協力・助言(東近江市教育委員会・杉澤周一さん)
記念講演「イメージと表現」(画家・かすや昌宏先生)
講話「本研究会で学ぶこと」(吉永幸司)

▼実践提案では、井阪さんは、学級作りと伝え合い、平仮名学習などの方法の開拓について、好光さんは、詩「わたしの手」の創作過程を体験化して、基礎力の内容や学習力の基礎を育てることや興味関心の持たせ方、言語感覚を磨く指導について実践をもとに指導内容を披瀝した。指導助言では、関わりや広がりについて具体的な方法の開発について指摘があった。

▼講演では、かすや昌宏先生は、光村図書の教科書「ごんぎつね」「やまなし」の挿絵の意味や文学との関係を制作過程をもとに熱く語って下さった。

▼巻頭には、石川雅春先生より玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)