▼4月例会(第326回)の提案は北島さん(志津小)。提案は実践計画及び実践記録「七転び八起き」から。「1時間1時間の中でちょっとした収穫のある授業を」の主題で授業開き。教材は「風切るつばさ」(東書6上)。

▼提案の要旨は次の通り。
 めざす授業の姿は、@スモールステップでねらいをはっきりした授業、A学習活動がはっきりした授業、B「〜方(かた)」が身につく授業。
 この3点を大事にしながら、言葉の力を育てるにはどうするか。北島さんは、力のある子は更に力を伸ばし、意欲のない子は意欲を高め、学習方法が見つからない子には方法を習得させるというそれぞれの課題に応じた指導があるという前提で実践に取り組んだ。課題を具体化すると方向が明らかになるという提案であった。

▼本年度の研究課題を「基礎力を育てる授業の構想」と設定した。授業は子どもと教師が通じ合い、分かり合うことを大事にする。そのために問題点の把握と改善点を明らかにすることを確認した。

▼さざなみ句会高点句。ひとひらの花を挟んで書を閉じる(高野) 背番号もらいし少年若葉風(好光) 蒼天に流線型や幟舞う(川那部) 挨拶の声はつらつと新教師(西村) 傍らに老犬居眠り春の午後(三上) 里山に初夏の絵の具を求めけり(廣瀬) 大き筆小さく使い春を描く(吉永)

▼巻頭には、内田仁志先生より玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)