▼2月例会(第324回)は第21回「新しい国語の授業」研究会を主催(会場G−NETしが)。研究主題「本物の言語力をつける」。学習指導要領では言語力の育成が課題になっている。全ての教科等で、また、生活に生きることを意識して子どもの言葉の生活を確かで豊かにする国語教室・国語科授業作りについて教師力を高め深めるのが研究会の目的。

▼池崎繁伸さん(平田小)は「考える力を伸ばす書くことの指導」。書くことの大事さを、@自分の考えを持つ、A友達の考えを取り入れる、B考えをまとめる、C振り返りとして書くという過程を明確にした提案。
 村地和代さん(下田小)は「読む・書く力を伸ばすための指導法の工夫」。導入の工夫、目的や相手を意識させる、ワークプリントやカードの活用、書くことの約束など授業のきめ細かさを提案した。
 廣瀬久忠さん(菩提寺小)は「本物の言語力をつける教室の構想」。日常の言語と授業の言語力を総合的に捉える実践を提案。掲示板の活用や語彙力への着目、教材の生かし方について提案。

▼講演は吉永が行った。言語力を習得と活用の視点から論じた。特に、最近の言葉の乱れや子どもの言葉の脆さの原因を探りながら、どのように対処をすることが大事であるかということについて具体的に提案をした。

▼巻頭には、加藤伸二先生より玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)