▼1月例会(第323回)の提案は岡嶋さん(附属小)。感想を書く指導について。

▼「どういうところから」「どんなことを思ったのか」ということを明らかにして感想を書く授業づくりーーこの研究主題にこめた願いは、読書の楽しみを広げることであった。提案の特徴は、感想の根拠を相手にわかるように書く方法の具体化であった。

▼話題にしたのは昔話。根拠を明らかにするには、理解が平易な方がよい。さらに、あらすじをまとめることに力を注ぐより、書き方に重点を置くため、教師が手本を示した。これらの細やかな指導により、文章を丁寧に書く力を育てるという成果があった。

▼協議では、感想を表す言葉を広げるという手だてをどうするかということ。さらに、「どういうところから」という根拠を超えて感想として高まった子どもの対応をどのようにするかということについて深めた。学習指導要領の「日本の伝統文化」の関わりについても考察を深めた。

▼さざなみ句会高点句。林道に光のプリズム雪の朝(森) 雪乗せてブルートレイン古都に入り(杉澤) 弓を射る決意も射るや今朝の春(伊庭) 大寒やフードの中の赤いほお(広瀬) 点描画浮いては沈む鴨の陣(好光) 校庭を突っ走っていく寒三郎(吉永)

▼巻頭には医師不足問題に関して玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)