▼12月例会(第322回)は第13回「新しい国語実践」の研究会愛知県大会(蒲郡市民会館)に参加した。大会テーマ「生きてはたらく国語の力を育てる授業を問う〜豊かなことばで、確かに伝え合うために〜」のもと学習指導要領が示した基本的な実践課題について議論を深めた。

▼「さざなみ国語教室」からは西村さん(城南小)さんが提案をした。「資料としての説明文を読む、使って書く」を主題に、読むことと書くことの関連について。
○「ごみ問題ってなあに」を読んで作文の資料に生かせるように必要な事柄を分かりやすくまとめることができる。
○考えと事実を整理しながら読むことができる。
○教科書やその他の資料から読み取ったことを生かして、主張点のはっきりした意見文を書くことができる。
 育てたい力は、文章に書かれている内容から、自分に必要な内容を選び出し簡潔にまとめることが思考力、判断力、表現力になるという考えからの実践である。

▼「教育新時代」を迎える節目の研究会として言語力育成や国語の授業で育てたい力は何か。日常生活をよりよくするという言語力とは何かを明らかにする問題意識を高める機会であった。

▼巻頭には倉澤栄一先生より玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)