▼11月例会(第321回)の提案は箕浦さん(長浜南小)。研究主題「語彙を広げ、習得し活用する力を育てる」の実践を提案した。

▼単元の目標「語彙の構成について知識をもち、正しく読んだり書いたりする」ということで、熟語の研究。単元計画は次の二つ。
@熟語の成り立ちについて知る。
A熟語を使って文章を書く。

▼学習活動の主なものは、新聞記事を読み、熟語を使うことで文章を短くまとめることができることに気づく。二字熟語の成り立ちについて理解する、三字熟語、四字熟語の成り立ちについて理解する。熟語を使って文章を書くというもので、学習後の感想は、語句について関心を持つ子が多かったという成果を披瀝した。

▼研究協議では語彙の学習は丁寧に継続して続けることが大切であること。語彙は、進んで学ぶような方法を考えることが興味や関心を持たせることになるので、指導法の開発が大事である等について協議を深めた。

▼さざなみ句会高点句。彩りを歩道に敷きて紅葉雨(川那部) 紅葉風手裏剣の如く宙に舞う(海東) 秋色のクレヨンさがす幼き手(中嶋) 年の瀬の手帳の中の気ぜわしさ(廣瀬) 秋天やシーソーねむたい授業中(吉永)

▼ 巻頭には、澤本和子先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)