▼10月例会(第320回)の提案は高野さん(仰木の里東小)、中嶋さん(河瀬小)。

▼高野さんは「地道に、そしてメリハリを〜生きて働く『国語の授業』(5年生)〜」を提案。国語で育てた力を他の教科に生かすという視点で「ニュースを伝え合おう」という単元を構成した。ニュースを集める、ニュースを伝えるという学習で、意欲的に育つ姿を報告した。できごとをニュースと捉える目を育てること、話し合いを効果的に進めること、及び、学習目標の設定などを話題にして協議を深めた。

▼中嶋さんは「自分の思いを豊かに正しく伝えて、生きて働く力を育むために」を提案。教材「ともこさんはどこかな」(2年光村)をもとにして、力を育て伸ばしていく授業について。メモには、服・帽子、持ち物の特徴を記すことを習得して、聞く力を育てる過程が整っている報告であった。問いを大事にした学習であった。

▼さざなみ句会高点句。秋天を放物線で切るボール(高野) ゴールへとカメラも駆ける運動会(森) パレットの上にも再現夕紅葉(廣瀬) 激論も終わりをつげて虫の声(北島) 夜の稲架比良の山々分断す(伊庭) 九九言えぬ子に愛しさや菊日和(吉永)

▼ 巻頭には、水野トシ子氏から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)