▼9月例会(第319回)の提案は弓削さん(京都女子大学附属小)と常諾さん(中主小)。

▼弓削さんの研究主題は「ふさわしい言葉をえらぼう〜意味理解から言葉選びの活動へ」であった。経験したことから感じた気持ちを的確な言葉で表すことを目的に
o自分の知っている「気持ちを表す言葉」を書く。
o気持ちを表す言葉の意味を予想して書く。意味調べをし、自分の予想と比べる。
o「気持ちを表す言葉のリスト」の中から言葉を選び調べる。
というように言葉を調べる活動が続く。気持ちを表す言葉を知っているが、表現の段階になると「うれしい・たのしい」というように使うことで満足している子ども達の概念を砕く方法として興味がある授業展開であった。

▼常諾さんは「全国学力調査国語科の結果と課題」について提案をした。問題文の検討、結果の考察や国語に対する意識調査等話題は多岐に広がった。

▼さざなみ句会高点句。鳳仙花観察ノートに種はじけ(池崎) 秋桜哀しきことにも寄り添うて(好光) 九九ぜんぶ言へて笑顔の夏がゆく(中嶋) 只今の声を合図に秋刀魚焼き(杉澤) 秋高し憤怒の貌で組体操(常諾) 金木犀こぼれ大地の星となる(吉永)

▼巻頭には、新川淑恵先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)