▼3月例会(第313回)の提案は三上さん(安土小)。国語教育の取り組みを報告した。
 総合的な学習・辞典の活用・全校朝会のスピーチ・話すこと聞くことの取り組みなど幅広い実践の成果が主な内容。全校集会ではさいころトークやおみくじトークなどを開発した内容であった。協議では国語辞典の活用の仕方について深めた。特に、言葉で理解を深めるということの曖昧さを具体的な方法で確認しあった。

▼研究会の後半は、国語科で育てた言語力を生かすということはどういうことかを課題にして研究作業を行った。言語力、読解力、PISA型学力が話題になっている現在、実践の場でどのように捉えているのかというのは大事なことであるという問題意識で内容を深めるための作業である。未開拓な部分があり、作業を通して方向を意識することが多かった。

▼資料提案は、西村さん「学習指導の改善」、北島さん「教務提案」、中島さんの「学級通信」等。

▼さざなみ句会高点句。泣き顔も笑顔も似合い卒業す(西村) 春らしさ装いたくて花を買う(三上) 小説の最終章に春来たり(杉澤) 大地割る生命の証筆の花(好光) 新天地引継ぐ書類山笑う(広瀬) 春の雲キリンの眼独占め(吉永)

▼巻頭には、長尾寿先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)