▼2月例会(第312回)は、第19回「新しい国語の授業」研究会(会場はG−NETしが)を主催行事として開催した。

▼研究主題「ほんものの国語科の授業の条件」。実践提案は「斉藤隆介さんの作品を読もう」川那部さん(附属小)。国語教室の歩み「国語ノートが使える子どもに」西村さん(城南小)、「読書生活を豊かにする国語教室つくり」岡嶋さん(附属小)、「国語の力を大切にした学習集団つくり」池崎さん(平田小)であった。日頃の地道な実践のポイントを発表した。司会進行は伊庭さん(和邇小)三上さん(安土小)北島さん(志津小)。

▼講演は演題「わたしの文学風土」のもと、杉みき子先生(作家)にご指導をいただいた。

▼「国語教室」という言葉は今までも度々用いられてきたが、今回はかなりの重みで研究会を貫くテーマになった。なぜなら、これからの教育は言語力の確実な習得、活用、探求という筋道で進む。全ての教科や生活の基礎として国語の力を大事にするには、その基盤である国語教室が充実する必要がある。言葉を大事にする教室は人を大事にする。言葉を丁寧につかう子どもは丁寧に考える。国語の力を教科と生活とに結びつける国語教室の果たす役割を考え合った。

▼巻頭には、石丸憲一先生から玉稿を頂きました。深謝。編集の手違いから掲載が遅くなりましたことをお詫びします。(吉永幸司)