▼10月例会(第308回)の提案は海東さん(青柳小)。

▼研究主題は「目標に向かって力をつけ達成感を味わわせる授業づくり」で、できるようになったことの積み上げをどのようにするかについての実践報告。「ちいちゃんのかげおくり」(光村3年)を特別支援学級でどのように指導したか、また、語彙指導も大事にしていて「動く」を表す言葉や「見る」を表す言葉について指導方法の工夫について提案した。

▼研究協議会では提案をもとにして次のことが話題になった。
○子どものその時々の関心と指導の目標、及び、評価について。
○教材の開発の方法と活用の仕方について。特に、言葉の力をつけるということの具体化。
○分かりやすい学習活動の取り組みとして、写真を活用したが、その写真の生かし方と語彙の広げ方について。写真の選び方について。

▼さざなみ句会高点句。枯蟷螂今ひとたびの虚勢かな(高野) 生き方を説く書片手に夜長し(池崎) 電柱の影くっきりと十三夜(三上) 竜胆の色にひかれて小休止(広瀬) 閉会の棒の如くに秋の雨(中嶋) 転んでもぼくは泣かない運動会(北島) 不器用な指も生き生き栗を剥く(吉永)

▼巻頭には、徳岡慶一先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)