▼5月例会(第303回)の提案は森さん(大津市教育委員会)。提案は「全国学力・学習状況調査について」。歴史から今回の調査内容。

▼今回の学力調査は「全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、児童生徒の学力・学習状況を把握・分析し教育及び教育施策の成果と課題の検証、改善」を目的に実施された。調査項目は、主として「知識」に関する問題と主として「活用」に関する問題。記述式問題を一定割合で導入した。さらに、学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面に関する質問を行い児童生徒の学習及び生活の実態も明らかになる。

▼「知識」に関する問題は、すでにいろいろな調査で経験があるが「活用」については、これからの課題になるであろう。学習指導要領の改訂やPISA調査の結果から既に話題になっていたことである。教師の意識改革、基礎基本の徹底などを話題に協議を深めた。

▼さざなみ句会高点句。金魚鉢魚眼レンズの小宇宙(高野) ブランコの子青空にすいこまれ(池崎) 端午来て冑座敷に陣を張る(杉澤) 徒競争ゴールの先の青葉風(好光) 春泥を持ち込み妻の小言聞く(中嶋) 平仮名がこぼれるノート花は葉に(吉永)

▼巻頭には福本先生から玉稿をいただきました。深謝。(吉永幸司)