▼3月例会(第301回)の提案は川那部さん(附属小)。提案は「卒業を間近にして」(総合単元)。教材は「今、君たちに伝えたいこと」(光村6年)「二十一世紀に生きる君たちへ」(大書6年「ガラスの小びん」(光村6年)

▼卒業を意識した3学期の教室は特別な雰囲気が漂う。この時期に人生を考え、将来を展望する教材を用意し学び会う機会を持つことは大事である。「今、君たちに伝えたいこと」(小澤征爾)「二十一世紀に生きる君たちへ」(司馬遼太郎)を読み自らを考える。更に、「ガラスの小びん」を話題に自分を語るという展開である。

▼研究会で話題になったことは、
○文章読解の目的を何にするか。年間の指導計画との関係。
○教材を選択する上で、関心意欲と内容の関連をどう図るか。
○卒業期に1年間育ててきた人間関係などが大きな力になる。反面話題に対する意識も違う。発展と位置づけて考えることについて。

▼さざなみ句会高点句。落ち椿回り道する石畳道(いしのみち)(常諾) 春夜(しゅんや)聴く退く人の物語(杉澤) 風車回すパステル彩の風(好光) 冴え返る体育館の式練習(三上) ほろにがさ届きし里のふきのとう(広瀬) 朧月積み木のように貨車動く(吉永)

▼巻頭には、宮本義久先生から玉稿を頂きました。深謝。(吉永幸司)