自力で作文を書く
北 島 雅 晴
6年生3学期のキーワードは、「自立・協力・感謝」とした。 自立…自分の力で学習を進める 協力…友達と共に作り上げる 感謝…自分の成長を支えてくれた人に感謝の思いを伝える 3学期の「書くこと」のまとめとして、「自力で作文を書く」という学習を設定した。(キーワードの中の主に自立に当たる。) 【学習過程の概略】 (1) 学習の見通しをもつ。 説明文・記録文・創作文の中から書きたいジャンルを選ぶ。原稿用紙5枚程度で、まとまりのある文章を書くことをめあてとする。 (2) 文章を書くまでにどのような準備が必要かを考える。 (3) 文章を書く準備をする。(主題の決定・取材・構想など) (4) 記述する。 (5) 友達同士で作品を交流する。 【(2)の中から】 T 作文を書くまでにどのような準備が必要ですか。 C 題名を決めます。 C 創作文を書く時、登場人物を決めて、どんな人か考えます。 C ぼくは創作文を書くのだけど、あらすじを考えます。 C 説明文で、説明するために資料をさがしたり、大事なことをメモしたりします。 C 資料をさがすのは、記録文を書く時も必要だと思います。 C 3つともそうだけど、何を伝えたいのかを決めます。 C 説明文で自分の考えをまとめます。 C 創作文で、どんな場面にするか絵でイメージをかきます。 C どれにも言えるけど、どのように終わるかを考えます。 C 記録文で、自分の周りのお世話になった人を見つけます。 C どれにも当てはまるけど、どうやって書くか、書く順序を考えます。 C 創作文で図書室の本を見たりして、物語を書く時の参考にします。 これらの発言を板書で整理して、作文を書くまでにどのようなことをしたらよいのかを自分で計画を立てた。その計画に従って作文を書く準備を行い、準備が終わった段階で書き始める。 今回の学習では、 ・自分で書きたいことを決め、 ・自分で取材をしたり、構成を考えたりして書く。 といった作文を書く過程を自力で行うことを大切にした。「自分の力で作文を書ききったぞ」といった 満足感が生まれるような学習にしたい。現在記述を始めたところである。 (草津市立志津小)
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